トランプ政権の新たな入国制限、違法な差別と再び認定-米連邦高裁

  • それ以前の大統領令と同様に旅行者への違法な差別に当たると認定
  • リッチモンドの高裁の決定を待って、連邦最高裁で争われる見通し

トランプ米政権が9月に発令した8カ国からの入国制限措置を巡り、ハワイ州が執行の差し止めを求めた訴訟で、サンフランシスコの連邦高裁は22日、それ以前の大統領令と同様に旅行者への違法な差別に当たると認定した。今後は米連邦最高裁の判断を仰ぐことになり、先行き不透明感が強まる。

  サンフランシスコの連邦高裁の3人の判事は一方で、米国に拠点を置く個人や団体と関係がない中東や北アフリカからの旅行者に対し、トランプ政権が入国の禁止ないし制限を続けることができるとした。これらの3人の判事はクリントン元大統領が指名した。

  イスラム教徒が多数を占める6カ国にベネズエラと北朝鮮を加えた8カ国を対象とする新たな入国制限を巡っては、バージニア州リッチモンドの高裁も審理を行っており、連邦最高裁で争われるのは、こちらの高裁の決定が出た後になる見通し。連邦最高裁は今月に入りイスラム圏6カ国からの入国制限について、訴訟継続中の当面の全面的な執行を容認する判断を示したが、トランプ政権による制限措置の無期限の執行を認める保証はない。

原題:Trump Travel Ban Dealt Blow by San Francisco Appeals Court (1)(抜粋)

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