住友商の兵頭次期社長:AIなど進化で商社ビジネスに革命、対応が鍵

住友商事の次期社長に内定した兵頭誠之専務執行役員は22日午後、都内の本社で記者会見し、情報技術(IT)や人工知能(AI)の進化を挙げ「総合商社が手掛けているビジネス全てにおいて今後革命が起こる。アイデアを先に構築してビジネスモデルを展開した者が勝つ」として、「住友商事グループの総力を結集して発展、成長していきたい」と抱負を述べた。

  住友商は同日、兵頭専務が2018年4月1日付で社長に昇格し、中村邦晴社長が代表権を持つ会長に就くトップ人事を発表した。中村社長が来年6月、同社が定める社長の任期である6年目を迎えるため、新年度からは新しい経営体制で臨むのが最善として交代を決めた。

  会見に同席した中村社長は兵頭氏について「危機に動じない人物」と評した。アジア通貨危機の際、インドネシアで手掛けていた石炭火力発電事業が中断する事態に見舞われたが、「アイデアと人的なコネクションの構築でやり遂げた」といい、「絶えず成功に導く道筋を探し、諦めない」と述べた。同事業は今では住商を支える高収益事業の一つとなっている。

●兵頭誠之(ひょうどう・まさゆき)氏:1984年京都大院卒、住友商入社。電力インフラ事業本部長などを経て、2014年4月に執行役員経営企画部長、17年4月から専務執行役員環境・インフラ事業部門長。58歳。

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