きょうの国内市況(12月22日):株式、債券、為替市場

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●日本株上昇、米国の統計良好と減税効果期待-市況高の資源、銀行高い

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  東京株式相場は上昇。米国の良好な経済統計が好感されたほか、米税制改革法案の年内成立で世界景気に好影響が及ぶとの期待が相場を支えた。国際商品市況の続伸を受けた鉱業や非鉄金属、海運、商社株など資源セクターが業種別の上昇率上位を占有。銀行株も買われた。

  TOPIXの終値は前日比6.47ポイント(0.4%)高の1829.08と3日続伸、連日で1991年11月以来の高値を更新した。日経平均株価は36円66銭(0.2%)高の2万2902円76銭と反発。東証1部の時価総額は678兆円と過去最高を更新。

  しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長は、米国の減税は「日本企業への直接的な恩恵だけでなく、米金利の上昇や為替のドル高・円安などの効果が今後じわじわ効いてくる」と指摘。財政赤字の拡大で米長期金利の上昇圧力が続く一方、設備投資や賃上げから米景気の浮揚が予想され、「健全なドル高も考えられる」と言う。

  東証1部33業種は鉱業や非鉄金属、海運、卸売、ゴム製品、銀行、鉄鋼、不動産など23業種が上昇。鉱業や非鉄は前日の海外原油、銅やニッケル市況の続伸が好感され、海運はコンテナ船統合会社の初年度コスト削減が500億円との日本経済新聞報道が影響した。卸売には、モルガン・スタンレーMUFG証券が大手商社の目標株価を上げる材料があった。

  下落は医薬品や電気・ガス、繊維、空運、金属製品、小売など10業種は下落。医薬品では、アルツハイマー薬の試験で評価項目を満たさなかったエーザイが急落。新薬承認に追加データが必要とされ、米国進出に狂いが生じたと野村証券が懸念を示した参天製薬も売り込まれた。

  売買代金上位では三菱UFJフィナンシャル・グループやりそなホールディングス、住友金属鉱山、三菱商事、ロームが高く、東京エレクトロンやSUMCO、ディスコ、大成建設、SMBC日興証券が投資判断を下げたスタートトゥデイは安い。東証1部の売買高は14億8922万株、売買代金は2兆4038億円。値上がり銘柄数は1124、値下がりは844。

●債券上昇、米債反発で買い優勢-流動性供給入札は順調な結果との見方

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  債券相場は上昇。前日の米国債相場が反発した流れを引き継いだことに加えて、この日に実施された流動性供給入札の結果が順調と受け止められ、買いが優勢の展開となった。
22日の長期国債先物市場で中心限月2018年3月物は前日比横ばいの150円70銭で取引を開始した。午後には一時150円81銭まで上昇し、結局は8銭高の150円78銭で引けた。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「流動性供給入札の結果はショートカバーニーズなどで予想通り順調な結果となった」と指摘。「前日の米長期金利の低下もあり、先物もしっかりしている」と言う。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の349回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と横ばいの0.055%で寄り付いた。午後に入ると0.5ベーシスポイント(bp)低い0.05%を付けた。

  財務省はこの日に残存期間5年超15.5年以下の銘柄を対象に流動性供給入札を実施。結果は応札倍率が3.13倍と同ゾーンの前回入札をやや下回ったものの、3倍台を維持した。

●ユーロ全面安、カタルーニャ州独立派勝利で-ドル・円は113円台前半

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  東京外国為替市場でユーロは主要通貨に対してほぼ全面安。スペインのカタルーニャ州議会選挙で独立派が勝利したことを受けて売りが優勢となった。一方、ドル・円相場は1ドル=113円台前半で推移。米議会で税制改革法案が可決されて年内成立期待が強まったものの、値動きは限定的だった。

  午後3時2分現在のユーロ・ドル相場は、前日比0.2%安の1ユーロ=1.1851ドル。一時1.1817ドルまでユーロ安・ドル高に振れ、3日ぶりの安値水準を付けた。21日投開票のスペイン・カタルーニャ州議会選挙で独立支持派が過半数を維持したことが重しとなった。

  ドイツ証券外国為替営業部の小川和宏ディレクターは、「ユーロはカタルーニャ州議会選挙の結果を受けて、売りが先行した。米上院の暫定予算可決などを契機にユーロのポジションを落とす動きが出た」と説明。「ユーロ・円も今週に入り大きく上昇したものの、135円回復に失敗し、利益確定の動きも出やすい環境にあった」と述べた。

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