12月21日の海外株式・債券・為替・商品市場

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欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル小動き、加ドルに対し一時1%安-ペソは大幅安

  21日のニューヨーク外国為替市場でドルはまちまち。対カナダ・ドルで下落したが、メキシコ・ペソに対して上昇した。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日終値を挟んでもみ合った。米短期債が売られ利回りが上昇する中、ドル指数は4営業日ぶり上昇に向かう場面があったが、午後に失速した。カナダ・ドルは堅調な国内経済指標の発表を受け、米ドルに対して一時1.1%高。一方、メキシコ・ペソは国内政界のスキャンダルが明るみに出たことが重しとなり、対ドルで1.6%余り下げた。

  ニューヨーク時間午後4時40分現在、ドル指数は前日比横ばい。ドルは対ユーロで0.1%未満安い1ユーロ=1.1876ドル、対円では0.1%下げて1ドル=113円28銭。

  ポンドとユーロはドルに対して早い時間帯の下げを埋め、ほぼ横ばい。ユーロは主要通貨の大半に対して下落したが、スイス・フランに対しては3日続伸となり、2015年1月以来の高値を付けた。

  ロンドンと欧州のトレーダーによると、外国為替市場の取引は年末に絡むポジション調整が主体となっており、薄商いが続いた。

欧州時間の取引

  ユーロが円に対して4日続伸し、一時2015年10月22日以来の高値となる1ユーロ=134円88銭を付けた。日本銀行が政策姿勢を維持したほか、黒田東彦総裁が現行の枠組みを見直す必要はないと発言した。
原題:Dollar Snaps Losing Streak as Peso Plunge Outweighs Loonie Surge(抜粋)
Euro-Yen Confirms Bullish Breakout as BOJ’s Kuroda Holds Policy(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株は3日ぶり反発-税制改革法案の可決で

  21日の米株式相場は3日ぶり反発。前日の議会での税制法案可決を好感した。米国債は6営業日ぶりに反発。7-9月(第3四半期)の実質国内総生産(GDP)確定値が改定値から下方修正されたことが手掛かり。

  • 米国株は上昇、エネルギーや金融高い
  • 米国債は6営業日ぶりに反発-10年債利回り2.48%
  • NY原油は3日続伸、在庫縮小でー北海ブレントは2年ぶり高水準
  • NY金は小幅続伸、0.1%上げて1270.60ドル

  S&P500種株価指数では、特にエネルギーや金融の銘柄が値上がり。米商務省の発表によれば、第3四半期GDP確定値は改定値から下方修正されたものの、なお2015年初め以降で最も速い成長ペースを維持している。

  S&P500種株価指数は0.2%高の2684.57。ダウ工業株30種平均は55.64ドル(0.2%高)の24782.29ドル。ニューヨーク時間午後4時51分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.48%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が3日続伸。北海の主要石油パイプラインがなお閉鎖されていることに加え、米国の在庫縮小で供給が世界的に過剰になっているとの懸念が和らいだ。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は前日比27セント高の1バレル=58.36ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は34セント上げて64.90ドルと、約2年ぶり高水準で終えた。

  ニューヨーク金相場は小幅続伸。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は前日比0.1%上げて1270.60ドルで終了した。一時は0.2%上昇したが、0.3%下げる場面もあった。

  米国みずほ証券のチーフ米国エコノミスト、スティーブ・リチュート氏はこの日の市場について、「最も有効なアプローチは、実にさまざまなデータが入り交じっていると認識することだ」と指摘。「大きなテーマは減税だ。経済活動を押し上げるという点で減税が効果を表すのか否かに注目したい。ここ数年は誰もが米経済の成長を楽観してきたが、財政に関する今回の動きに関しては、誰もが劇的な効果が表れると確信しているわけではない」と続けた。
原題:U.S. Stocks Bounce Back After Tax-Cut Passage: Markets Wrap(抜粋)
Brent Hits Two-Year High as Shrinking Stockpiles Stoke Oil Bulls
PRECIOUS: Gold Volatility Slips to Five-Month Low as Stocks Gain

◎欧州株:ストックス600が反発、英FTSEは終値で過去最高値

  21日の欧州株式相場は、指標のストックス600指数が反発。公益企 業が下げたものの、原油高を追い風に石油・ガス企業が大きく上昇し た。

  ストックス600指数終値は前日比0.6%高の390.69。業種別の石油・ ガス指数は1.4%高。公益は0.3%安。19業種のうち17業種が値上がりし た。

  フランスCAC40は0.6%高、ドイツDAXは0.3%高。英 FTSE100は1%高で過去最高値で終了、ブリティッシュ・アメリカ ン・タバコが上昇に大きく寄与した。
原題:European Stocks Gain as Energy Rally Outweighs Dip in Utilities, UK FTSE 100 Rises 1.1% to 7,604.62; BAT Leads Advance(抜粋)

◎欧州債:ドイツ債が下落、年末の弱気地合いが続く

  21日の欧州債市場では、ドイツ債を中心に中核国債が売られた。年 末にかけての弱気地合いが継続し、5年債の下げが大きかった。

  カタルーニャ州議会選挙が主なリスクイベントとして意識された。出来高は少なかった。

  21日で年内最後となるECBの債券買い入れや、ECB関係者のタカ派発言を材料に今週は欧州国債が下落。

  ECBのQE終了議論を始めるのに今は良い時期と、バシリアウスカス氏が発言。

  カタルーニャ州議会選では独立支持派、スペイン残留支持派のいず れも明確な勝利を得ることができない公算。投票終了は現地時間午後8時。

原題:Bunds Drop Amid Bearish Year-End; End of Day Curves, Spreads(抜粋)

(外為、米国株・国債・商品を更新します.)
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