サブプライム自動車ローン延滞率が上昇、PE会社は出口見つけられず

  • 新車需要低下と緩い引き受け基準で損失膨らむ
  • ペレラ・ワインバーグやブラックストーンなども苦戦

サブプライム(信用力の低い個人向け)自動車ローンに飛びついたプライベートエクイティ-(PE、未公開株)投資会社は、抜け出すのがいかに難しいかを味わいつつある。

  ペレラ・ワインバーグ・パートナーズ傘下のフラッグシップ・クレジット・アクセプタンスは融資ポートフォリオを急拡大させ新規株式公開(IPO)の計画を温めていたが、不良債権の償却で赤字に陥った。ブラックストーン・グループは自動車金融サービスのエクセター・ファイナンスを2011年に買収して以来、5億ドル近くを注ぎ込んだが、同社は一度も最終黒字を計上できていない。ウォール街のバンカーらは、サブプライム自動車ローン事業を売却できるなら、手放したい企業は多いと非公式に話しているが、現在の市場にそのような機会が訪れることはない。

  金融危機後の数年間に、PE会社は信用度の低い顧客に高利で資金を貸し付ける自動車ローンに大金を投じてきた。金利は11%かそれ以上で、好況時には多額の利益が見込めた。だが新車需要の低下と競争激化、緩い引き受け基準が利益を圧迫している。

  ニューヨーク連銀によると、ノンバンク金融機関によるサブプライム自動車ローンの延滞率は2009年以降で最も高い水準に近い。新たな投資は枯渇し、買い手候補とみられた大手銀行は自動車ローン事業を縮小させた。

  コロネード・アドバイザーズのマネジングディレクター、クリス・ギロック氏は「PE会社は目をギラギラさせながらこの業界に入ってきた」が、「いまや想像しうる限りで最も敬遠されている業界になってしまった」と述べた。

自動車ローンが二極化

ノンバンク金融機関のサブプライム向け自動車ローン延滞率、金融危機の水準に近づく

Source: New York Fed Consumer Credit Panel / Equifax

Note: Shows 90+ day delinquency rates for credit scores at origination

原題:Subprime Auto Defaults Are Soaring, and PE Firms Have No Way Out(抜粋)

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