ビットコインの値上がりで高騰、サイバー恐喝の身代金

  • ランサムウエア被害に備える保険販売のチャブなどが指摘
  • 年央から身代金の額が100万ドルを超え始めた
Getty Images/EyeEm
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サイバー恐喝の身代金が急騰している。仮想通貨ビットコインの急激な値上がりが影響しているもようだ。

  富裕層や企業を顧客に持つチャブなど少なくとも3社の保険会社が、ランサムウエア攻撃に関連した保険金請求額の急上昇に見舞われている。これらの会社によると、恐喝犯が好む支払い通貨であるビットコインの価格急上昇がその主因だ。

  チャブのマイケル・タネンボーム執行副社長は、恐喝の試みの件数と要求額の両方が「大幅に増えている」と話す。コストの総額は明らかにしなかったが「ビットコイン価格の上昇と相関性がある」と述べた。同氏によれば、年半ばごろから企業を対象としたランサムウエア攻撃の要求額が100万ドル(約1億1000万円)を超え始めた。それまでの最高は約1万7000ドルだったという。

Frozen Computers

Ransomware incidents have soared in recent years, according to McAfee

Source: McAfee Inc.

  セキュリティー会社によれば、勝手にファイルを暗号化しその復号に身代金を要求するランサムウエア攻撃は急増している。こうした被害に備える保険を販売する保険会社は通常、仮想通貨での支払いを容易にしたり犯人を探すために専門会社を起用する。そうした企業の1社、キブ・コンサルティングのランサムウエア対策部門を統括するグローバル・マネジングディレクターのウィンストン・クローン氏によると、25万-50万ドルの要求など半年前には皆無だったがこのごろは日常茶飯事だという。

原題:Bitcoin Intensifies Pain for Some as Ransom Demands Skyrocket(抜粋)

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