ウォール街最後のウォルマート株弱気派アナリストが中立に引き上げ

  • 減税で支出増加が見込まれるとして約4年ぶりに弱気姿勢から転換
  • ウォルマート株はこの2年間強気局面にある

ウォール街でただ一人、最後まで米ウォルマート・ストアーズ株に弱気姿勢を示していたアナリストがついに投資判断を引き上げた。

  ウルフ・リサーチのアナリスト、スコット・マシュキン氏は2014年以来、ウォルマート株の投資判断を「セル(売り)」に相当する「アンダーパフォーム」としてきた。しかし、米減税法案の議会通過で消費者の支出増加が見込まれるとして、同氏は20日、「ニュートラル(中立)」に相当する「ピアパフォーム」に引き上げた。

  ウォルマート株の強気局面は2年続いており、この間にアマゾン・ドット・コムと競合できないのではないかと懸念していたアナリストの大半が強気派に転じた。

  マシュキン氏はリポートで、「税制改革は税引き後収入の増加が消費を後押しするため、短期的かつ長期的に成長を加速させる可能性が高い」と分析。同じく投資判断を引き上げたディスカウント小売りチェーンのダラー・ゼネラルと共に、ウォルマートは「顧客の中核を成す低中間所得層の消費拡大で恩恵を得るはずだ」と指摘した。

  今週はシティグループのアナリスト、ケート・マクシェーン氏もウォルマートの投資判断を引き上げていた。同氏は好調な来店者数と、「アマゾンへの真の挑戦者となってきた」電子商取引事業を理由に挙げた。

原題:Wal-Mart’s Last Remaining Bearish Analyst Upgrades Stock (1)(抜粋)

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