【NY外為】ドル指数は3日続落、国債利回り上昇でユーロは高い

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A 2017 50 subject uncut sheet of $1 dollar notes.

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

20日のニューヨーク外国為替市場ではドルが3日続落。世界的に債券安となり、米税制改革法案が成立に近づく中で、ドルは小幅に下げた。一方、ユーロはドルに対し値上がりし、ほぼ3週間ぶり高値をつけた。

  ドルは主要10通貨の大半に対して値下がりしたが、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は小幅な下げにとどまった。一方、ユーロ圏中核国債の利回りがその他国債を上回る上昇となり、ユーロは主要10通貨の9通貨に対して上昇。中でもノルウェー・クローネ、スイス・フラン、円に対しての上昇率が高く、ユーロは対円で2年2カ月ぶり高値。

  米上院で可決済みの税制改革法案はこの日下院が再採決で可決し、トランプ大統領に送付された。

  ニューヨーク時間午後4時40分現在、ドル指数は前日比0.1%低下。ドルは対ユーロで0.3%安の1ユーロ=1.1871ドル。対円では0.5%上げて1ドル=113円41銭。

  ユーロは対スイス・フランで12月1日につけた高値の1ユーロ=1.1737フランに肉薄した。この水準は、スイス国立銀行(中央銀行)が対ユーロ相場の上限を撤廃して以降の高値。

  週内には7-9月(第3四半期)実質国内総生産、フィラデルフィア連銀製造業景況指数、個人消費支出(PCE)物価指数などの米経済指標が発表される予定。

欧州時間の取引

  年末を控えて商いが薄く、流動性も平均以下となる中で、ドル指数には落ち着きがみられた。トレーダーは米経済指標とホワイトハウスの動きから手掛かり材料を見出そうとしていた。米税制改革法案が成立に近づき、投資家の注目はインフラ投資、福祉、保護主義に関連した米政権関係者発言や、週内に発表予定の成長・インフレ関連指標に向かい始めた。ロンドンと欧州のトレーダーは、市場は完全にクリスマス休暇モードで、新たな持ち高を形成しようとする動きは着実に減っていると指摘した。

原題:Dollar Declines, Euro Advances Amid Global Bond Selloff(抜粋)
Dollar Steadies Before U.S. Data as FX Volumes Keep Dropping(抜粋)

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