米大手行の「生前遺言」は全て合格、一部に「欠点」も-銀行監督当局

  • FRBとFDICが経営破綻時の計画承認、「著しい進展見られた」
  • BofAやゴールドマンを含む4行の計画には欠点を指摘

Pedestrians walk past a Wall Street sign and security camera in front of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S..

Photographer: Scott Eells/Bloomberg

米連邦銀行監督当局が実施した銀行の経営破綻時の事業整理計画、いわゆる「生前遺言」の最新検査で米大手8行は全て合格した。

  連邦準備制度理事会(FRB)と連邦預金保険公社(FDIC)は19日発表した共同声明で、バンク・オブ・アメリカ(BofA)、 ゴールドマン・サックス・グループモルガン・スタンレー、そして ウェルズ・ファーゴから提出された計画はいずれも適切と判断されたものの、一部に「欠点」が認められたと指摘した。欠点が指摘されなかったのはJPモルガン・チェースシティグループバンク・オブ・ニューヨーク・メロンステートストリート。 

  昨年は5行が承認を得られず、計画の書き直しを強いられた。中でもウェルズ・ファーゴは繰り返し却下され、今年になって最終的に承認を得るまで事業活動が制約された。

  FRBとFDICは「投資家が秩序ある方法で損失を負担できるように銀行が企業構造を修正するなど、著しい進展が見られた。ただ、システム上重要な金融機関の整理には固有の課題や不確実性がある」と指摘。銀行業界はなお、デリバティブ契約や「グループ内流動性」、清算業務を含む最も複雑な課題に引き続き取り組む必要があるとした。
           
原題:Wall Street’s Success in ‘Living Wills’ Marks Turning Point (1)(抜粋)

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