アサヒGH:青島ビール株1060億円で復星集団などに売却-選択と集中

国内ビール最大手のアサヒグループホールディングス(GH)は20日、中国のビール2位の青島ビールの保有株(発行済株式数の20%弱)を中国の復星集団と青島啤酒集団有限公司に売却することで合意したと発表した。買収した欧州のビール事業を強化する一方、事業の選択と集中を進める。

  同社の発表資料によると、売却額は約1060億円で、株式譲渡の期日は復星が2018年3月28日、青島啤酒集団が同月30日とする。譲渡日が翌期のため今期(17年12月期)の連結業績への影響はないとしている。

  アサヒGHは2009年に世界ビール最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブから青島ビールの株式20%弱を約600億円で取得していた。同社は出資をきっかけに主力ブランド「スーパードライ」の中国での拡販を目指したが、少数株主でコントロール権がないため、想定していた効果が得られなかった。

  中国のビール市場は消費者の嗜好がワインやスピリッツなど他のアルコールにシフトしている影響などで、13年をピークに縮小している。アサヒGHは欧州で総額1兆2000億円の買収を相次いで行い、新たな成長分野と位置づけている。資産の見直しなどにより買収で膨らんだ債務の圧縮を今後数年にかけて進める方向だ。  

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