ダラス連銀総裁:利回り曲線の逆転、金融政策運営の柔軟性を限定へ

  • 2018年は3回の利上げを予想-カプラン氏
  • セントルイス、ミネアポリス両連銀の総裁も逆利回りのリスク警告

ダラス連銀のカプラン総裁はフラット化しつつある利回り曲線は米経済に関する警戒信号を発している可能性があるとして、米金融当局の政策運営を抑制する恐れがあると述べた。他の米金融当局者も同様の見解を示している。

  カプラン総裁は19日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「私の考えでは、利上げのスピードや幅など金融政策運営における柔軟性を制限するものだ」と発言。「逆イールドカーブは過去において、リセッション(景気後退)の先行指標としてかなり信頼性が高い傾向があった。今回は違うかもしれないが、安心はできない」と述べた。

  米連邦公開市場委員会(FOMC)は先週、今年3回目の利上げを実施するとともに来年についても3回の利上げ見通しを維持。経済成長率の予測は0.4ポイント引き上げ2.5%とした。カプラン総裁は自身の利上げ予想も来年は3回だと話した。

ダラス連銀のカプラン総裁

(出所:Bloomberg)

  セントルイス連銀のブラード総裁とミネアポリス連銀のカシュカリ総裁も、イールドカーブのフラット化あるいは逆転がもたらすリスクに警鐘を鳴らしている。カシュカリ総裁は利回り曲線の平坦化について、経済ファンダメンタルズの軟化によって長期債利回りが頭打ちになるとの投資家からのシグナルだと、あらためて見解を示した。

原題:Fed’s Kaplan Warns Inverted Yield Curve Would Limit Flexibility(抜粋)

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