ミネアポリス連銀総裁:利回り曲線フラット化、利上げに反対した理由

  • 利上げを継続すれば、不必要に賃金を圧迫する可能性
  • 利回り曲線フラット化、景気後退リスクの高まり示唆も

ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で今年3回目の利上げに反対した理由として、低インフレと長引く賃金の低迷、利回り曲線のフラット化を挙げた。

  カシュカリ総裁は今年3度目となった自身の反対票について、18日に声明で説明。「インフレ上昇が不在の中で利上げを続ければ、賃金の伸びを不必要に押しさげる可能性があるほか、リセッション(景気後退)の確率を高めかねない」と指摘。「イールドカーブはまだ逆転していないものの、債券市場はリセッションの確率が高まりつつあることを示している」と指摘した。

ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁

撮影:Andrew Harrer / Bloomberg

  12月12、13両日開催のFOMCでは、カシュカリ氏とシカゴ連銀のエバンス総裁が利上げに反対票を投じた。エバンス総裁は15日、消費者のインフレ期待が低下しているとの懸念から反対したと説明した。

   

  カシュカリ総裁は声明で、「当局の利上げに反応して、イールドカーブは著しくフラット化しており、景気後退リスクの高まりを示唆している可能性がある」と指摘。「これらの要素を合わせて考慮すると、インフレが当局目標に戻りつつあるとの確信がかなり強まるまでFOMCは金利を引き上げるべきではないとの論拠が強まる」と続けた。

原題:Fed’s Kashkari Says Flatter Yield Curve Helped Motivate Dissent(抜粋)

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