2018年の金融株、高所から見渡すと有望-分析積み上げるとさえない

  • ストラテジストは最有望業種に、アナリストからは上昇余地見えず
  • 投資家はストラテジスト支持、銀行株は3カ月で12%上昇

Commercial and residential buildings stand in the financial district of Manhattan in this aerial photograph taken over New York, U.S..

Photographer: Andrew Harrer

2018年の金融株について、ウォール街の中で見方が分かれている。

  高所から全体を見渡し経済や政策のトレンドに基づいて予想するストラテジストらは、銀行と保険を2018年の最有望業種に選んでいる。ブルームバーグ・ニュースがトラックする10社中9社が最高の評価を与えている。

  一方で、個別の企業についての分析を積み上げていくアナリストらは、上昇余地はほぼないとみている。ブルームバーグがトラックする数百社の目標株価から算出すると、S&P500種金融株指数の来年の上昇率は2%未満と見込まれ、11業種中で最低だ。

  ストラテジストらはトランプ政権の政策を焦点として規制緩和と減税、金利上昇への高い期待を強気予想の根拠にしている。一方アナリストらは、融資伸び悩み、トレーディング収入の低迷、利ざやの横ばいが金融株の重しになるとみている。

  投資家が支持しているのはストラテジストだ。税制改革が実現に向けて進展し連邦公開市場委員会(FOMC)は今年3回目の利上げを実施する中、銀行株は過去3カ月に12%上昇した。ヘネシー・アドバイザーズの運用者、デービッド・エリソン氏は、アナリストは細かい点にこだわりすぎだとして、今重要なのは「この業界に投資する長期的な理由だ」と話している。

原題:Banks Stocks Look Great From 30,000 Feet. Less So, From Up Close(抜粋)

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