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時価総額21兆円超の中国平安保険、テクノロジーに賭ける-他社に先行

  • 最終的には利益の半分をテクノロジーから得ることを目指す-タン氏
  • 平安保険株は年初来で99%上昇-時価総額は中国の非国有企業で3位
Shanghai Skyline
Photo by studioEAST/Getty Images
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大手金融機関はいずれもテクノロジーでボトムラインを底上げする方法を見つけつつあるが、中国平安保険(集団)ほど先に行っている企業はほとんどない。

  平安保険はこの10年間、保険と貸し出し、資産運用の各事業の競争力を高めるべくテクノロジーに多額の資金を投じてきた。数年前からは国内外の他の金融機関にオンラインバンキングのプラットフォームや顔認証システムなどの技術を売り始めていた。

  ここにきて平安保険の野心の大きさが明らかになりつつある。同社の利益に占めるテクノロジーの割合は現在ほぼゼロだが、最終的には利益の半分をテクノロジーから得ることを望んでいる。この目標は、ジェシカ・タン副最高経営責任者(CEO)がブルームバーグとのインタビューで初めて公にしたもので、中国テクノロジー業界の同業よりも約70%割安な平安保険株をどのように評価するか投資家に再考を促す可能性がある。

Ping An Insurance Group and Lufax News Conference

中国平安保険のジェシカ・タン氏

フォトグラファー:Ore Huiying / Bloomberg

  タン氏は、「われわれの長期目標は資本とテクノロジーの両輪でビジネスを引っ張っていくことだ」と説明。この利益目標の達成時期については具体的な言及を避けた。「グループの立場からすれば、この2つが収入と利益に関してバランスが取れるよう望んでいる」と話した。

  平安保険の株価は年初来で99%上昇。時価総額は1890億ドル(約21兆3000億円)まで膨らんでおり、中国の非国有企業でテンセント・ホールディングス(騰訊)とアリババ・グループ・ホールディングに次ぐ3番目に位置している。平安保険は資本集約度を抑えたビジネスモデルで同社の株高は続くと見込んでいる。ジェーソン・ヤオ最高財務責任者(CFO)は再三にわたり、投資家は同社の技術面の優越性を過小評価していると主張。先月には株価になお上昇余地があると語っていた。

Long Way to Go

原題:China’s $189 Billion Giant of Finance Reveals a Huge Bet on Tech(抜粋)

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