超音速機開発のアエリオン、ゴールドマン起用し最大2億ドル起債へ

  • 2003年から取り組む超音速ジェット「AS2」で初の外部資金活用
  • アエリオンはすでに専用エンジンの設計でGEの協力を得ている

超音速のプライベートジェット開発を進める米アエリオンは、最大2億ドル(約225億円)の社債を発行する計画だ。米ロッキード・マーチンとも協力する。

  アエリオンが2003年から取り組んでいる超音速ジェット「AS2」プロジェクトで、外部資金を募るのは初めて。同社はテキサスの富豪ロバート・バス氏が支援している。

アエリオン超音速ジェットの完成予想図

出所:Aerion

  15日の記者会見に先立つ電話インタビューで、アエリオンのブライアン・バレンツ執行会長は社債発社のためにゴールドマン・サックス・グループを起用し、1カ月以内に起債する可能性があると述べた。「予備設計段階向けに、当初は1億5000万ー2億ドル程度を想定している」と説明した。

超音速ジェットのインテリア(完成予想図)

出所:Aerion

  世界初の超音速ビジネスジェットを製造するというこの40億ドル規模のプロジェクトにとって、今回の起債計画は大きな1歩。

  アエリオンはすでに専用エンジンの設計で米ゼネラル・エレクトリック(GE)の協力を得ている。

  バレンツ執行会長によれば、23年の初飛行を目指す。英仏共同開発の「コンコルド」が03年に運航を取りやめてから、軍用機以外がマッハ1を超える速度で飛行したことはない。

アエリオンの超音速ジェット(完成予想図)

出所:Aerion

  ロッキード・マーチン・エアロノーティクスのオーランド・カルバリョ執行副社長は15日の資料で、「未来の超音速機の先駆者的プラットフォームとなる可能性のある次世代の効率的なジェットの開発で、アエリオンと共に働くことに興奮している」とコメントした。

  バレンツ執行会長はアエリオンが当初は機体や翼の設計の検証などで欧州のエアバスと作業していたと説明。エアバスには現在、別の優先課題があるのかもしれない。エアバスは10月、カナダのボンバルディアから同社が進める小型商用機「Cシリーズ」の開発とマーケティングを引き継ぐことで合意している。

原題:Supersonic Jet Gets Lift on Goldman Debt Sale, Lockheed Help (1)(抜粋)

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