コンテンツにスキップする

ドルは112円台後半、米税制改革法案の年内成立期待や株高が支え

更新日時
  • ドル・円は朝方の112円49銭から112円83銭まで上昇後は伸び悩む
  • 米長期金利2.4%台に上昇すれば113円台乗せも-FPG証

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=112円台後半で小じっかり。米税制改革法案の年内成立への期待が高まり、日米の株価が上昇したことなどが支えとなり、ドル買い・円売りがやや優勢となった。

  18日午後3時10分現在のドル・円は前週末比0.1%高の112円66銭。朝方に付けた112円49銭から、仲値公表にかけて112円83銭まで上昇した。その後は上値が重く、伸び悩んだ。

  FPG証券の深谷幸司社長は、「年内の米税制改革法案成立は間違いないと思う。ここから週央に議会で承認されて、米株高が続くのか。米税制改革と株価動向に注目」と説明。「米長期金利はまだ大きく上がっておらず、ドル・円は米金利上昇待ち。米長期金利が2.4%台に上がれば、113円台に乗せるかもしれない」と述べた。

  米共和党指導部は15日、抜本的な税制改革法案をまとめ、公表した。マッカーシー共和党下院院内総務は、発表資料で下院は19日に税制改革法案の採決を行う計画とした。上院も週半ばまでに採決を行う見通し。

  トランプ米大統領は16日、ホワイトハウスで記者団に対し税制改革法案が最終決定したことについて、「中間層や特に雇用にとって素晴らしいものになる」と発言。米経済成長率は「4~5%、6%に達することさえ可能」との見方を示した。

  18日の東京株式市場は急反発。日経平均株価は前週末比348円55銭(1.6%)高の2万2901円77銭で取引を終えた。米長期金利は時間外取引で一時2ベーシスポイント(bp)高の2.37%程度まで上昇した。

  米国ではこの日、12月のNAHB住宅市場指数が発表される。市場では70と、11月から横ばいが見込まれている。

  みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジストは、「米住宅関連指標はしっかりしていると思う」と分析。「ファンダメンタルズからもドル・円はしっかり。113円挟み辺りで年末年始か」と語った。

  今週は20、21日に、日本銀行が金融政策決定会合を開く。上田ハーロー外貨保証金事業部の山内俊哉部長は日銀会合について、来年の正常化に向けた警戒感があるとし、「見極めもあってドル・円は上値が重くなりそう」と語った。

ドル・円相場の推移

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、0.1%高の1ユーロ=1.1764ドル。FPG証の深谷氏は、「米税制改革進展や米利上げ実施などを素直に材料視して、ユーロは対ドルで上値が重い状況」との見方を示した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE