米国務長官:北朝鮮は最大の脅威、ロシアと中国に関係断つよう要求

  • ロシアと中国、安保理決議の完全履行超える措置が必要-米国務長官
  • 北朝鮮との対話、威嚇的行為の持続的停止が前提

ティラーソン米国務長官は15日開催された国連安全保障理事会の閣僚級会合で、ロシアと中国が北朝鮮に経済的な命綱を与えていると非難。両国が関係断絶を拒むならば、米国にとって「安全保障上最大の脅威」である問題の解決に向けた両国の意欲が疑われると主張した。

  北朝鮮が11月28日に実施したミサイル試射について協議するため、国連安保理は閣僚級会合を開いた。ティラーソン国務長官は米国が北朝鮮からの防衛に「あらゆる必要な措置」を講じるとあらためて表明。「外交で解決策を見いだせると引き続き希望している」としつつ、「北朝鮮は能力を増強させ、米国および世界全体の安全保障に対して直接的な脅威となった。われわれは口先だけの脅しとはみなしていない」と述べた。

  ロシアに対しては北朝鮮からの出稼ぎ労働者受け入れをやめ、中国には原油輸出を停止するよう要求。北朝鮮に圧力をかけるためには、両国が「安保理決議の完全履行を超える」行動に出ることが必要だと、ティラーソン長官は呼び掛けた。

  北朝鮮を巡りトランプ米政権からは矛盾するとも捉えられる発言が続いていたが、ティラーソン長官は交渉に関する政権の姿勢を明確にした。北朝鮮と対話する意思はあるが、「北朝鮮による威嚇的行動の持続的停止」が確認されることが前提だと述べた。

  これに対し、北朝鮮の慈成男(チャ・ソンナム)国連大使は同会合で、核大国となるための取り組みを継続すると表明。兵器開発は自国の防衛のために必要で、朝鮮半島緊張の責任は米国が負うべきだと反論した。

原題:Tillerson Demands Russia, China Cut Off North Korean Regime (1)(抜粋)

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