ライアン米下院議長、引退説を一蹴し18年の共和党の課題を表明

  • ライアン氏はトランプ米大統領に長期にわたり協力すると電話で説明
  • ポリティコはライアン氏の引退説を多数の関係者の見方として報道

ライアン米下院議長

Photographer: Zach Gibson/Bloomberg

ライアン米下院議長は14日、引退の可能性についての臆測を一蹴し、議会共和党が大型減税法を成立させた後に、保守派の目標を推し進めるために来年達成すべき課題について野心的ビジョンを打ち出した。

  ライアン議長は共和党が上下両院とホワイトハウスを支配する立場を来年も生かし、政府の社会保障制度や刑事司法、技術教育、ヘルスケアの見直しを行うと表明した。

  ライアン議長を巡っては、2018年以降も共和党の課題を推進していくかどうか疑問視する見方が浮上。ライアン氏についてポリティコは14日、親しい知人の多くが18年より後は議会にとどまらないとの見方を示していると伝えた。ライアン氏は下院議員として10期目。15年に議長に就任したが、最初は議長就任を望まない考えを同僚に示していたという。

  議長の広報担当アシュリー・ストロング氏はポリティコの報道は「純粋な臆測だ」と指摘。ホワイトハウスのサンダース報道官によれば、トランプ米大統領がポリティコの報道を受けてライアン氏と電話で話した際、ライアン議長は「長期にわたり」協力していくと請け合ったという。

  来年11月には議会の中間選挙が控える。税制改革法案は最終段階に向かっているものの、トランプ政権発足から11カ月間でこれ以外に進展した主要法案はないだけに、18年は共和党にとって極めて重要な1年となる。また、アラバマ州で今月12日に投開票された上院補欠選挙など最近の選挙では民主党が優勢であるため、共和党が来年以降も上下両院の支配を維持できるかは予断を許さない。

原題:Ryan Dismisses Speculation of Exit as He Lays Out 2018 Agenda(抜粋)

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