バフェット氏信仰しないフィデリティの異端児-それでもリターン21%

  • シュメール氏の新たなファンドは4週間で約352億円を集めた
  • バフェット氏を信じておらず、市場の極端な動きに投資すると同氏

米投資運用会社フィデリティ・インベストメンツのポートフォリオマネジャー、マーク・シュメール氏は、資産家で著名投資家のウォーレン・バフェット氏に異議を唱える。バリュエーションを重視し過ぎており、同氏が掲げる他の投資原則の大半も「全くのたわ言」だと考えている。

マーク・シュメール氏

Source: Fidelity Investments

  シュメール氏(46)は利益やキャッシュフロー、株価収益率(PER)といった投資家が執着しがちな数字と距離を置く一方、カナダの仮想通貨関連株のような市場の極端な動きに投資する。同氏の新たなファンド「グローバル・イノベーターズ・クラス」は4週間で4億カナダ・ドル(約352億円)を集めた。

  フィデリティのトロントオフィスでインタビューに応じたシュメール氏は「極限状態にあるものに的を絞っている。実に割安だが、誰もがもう買いたくないと思っているがらくた株か、誰もが熱狂し、バリュエーションが非常に高くなった結果、手が出せないような銘柄だ」と説明。「バフェット氏は信じてはいない。革新的で成長過程にあり、世界を変えようとしているような新しいことに私は関心がある」と語った。

  シュメール氏の手法は成果を挙げているようだ。フィディリティの「スペシャル・シチュエーションズ・ファンド」(運用資産18億6000万カナダ・ドル)の今年1-11月のリターンはプラス21%、「カナディアン・グロース・カンパニー・ファンド」(同37億3000万カナダ・ドル)はプラス17%と、いずれもカナダ株の指標であるS&Pトロント総合指数の7.8%を上回る成績を残している。

原題:Fidelity Manager Rips Up Buffett Playbook, Bets on Crypto (1)(抜粋)

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