【NY外為】ユーロ下落、ECB最新予測に反応-ドルはまちまち

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Photographer: Scott Eells/Bloomberg

14日のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが主要10通貨の大半に対して下落。欧州中央銀行(ECB)がインフレ率について、同中銀が目指す水準を下回る状況が続くとの予想を示したことが背景にある。ドルは主要通貨に対してまちまちな展開。一方でカナダ・ドルは中銀総裁の発言に反応し上昇した。

  ECBは最新予測で2018、19両年の経済成長見通しを上方修正。一方でインフレ見通しについては18年は前回予想からやや上方修正されたが、19年の予想は据え置かれた。これはECBが利上げに急がないことを示唆している。ドルは主要10通貨に対して高安まちまち。

  ニューヨーク時間午後4時39分現在、ユーロは対ドルで前日比0.4%安の1ユーロ=1.1776ドル。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数はほぼ変わらず。ドルは対円で0.2%下げて1ドル=112円35銭。カナダ・ドルは0.2%高の1米ドル=1.2796加ドル。

  カナダ中銀のポロズ総裁はこの日、同国経済がこの1年に「目覚ましい成長」を遂げたと述べた。カナダ経済は潜在能力の限界に近いが、政策運営は慎重に進めると表明。その上で、中銀は経済が金融政策による刺激を徐々に必要としなくなるとの「確信を強めている」と語った。

  ドルの対円相場は、米国債利回りが上げを縮めたことも重しとなった。欧州時間には112円88銭の高値を付けたが、米国時間には一時112円07銭の安値に下げた。

欧州時間の取引

  ECBの政策決定発表を控えてユーロが安定した動きを見せた。またポンドは上昇し、一時1.3466ドルの高値を付けた。英中銀はこの日、政策金利据え置きを発表した。

原題:Euro Falls Amid Updated ECB Forecasts; Dollar Undermined by USTs(抜粋)
Euro Stabilizes Ahead of ECB While Pound Extends Gain Before BOE

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