英中銀は政策金利据え置きを決定、緩やかな引き締めの見通し維持

更新日時
  • 政策金利を0.5%で据え置き、全会一致で決定
  • EU離脱交渉の進展で無秩序な離脱の可能性が低下

Light trails made by passing vehicles are seen outside the Bank of England (BOE), in London, U.K.

Photographer: Chris Ratcliffe

イングランド銀行(英中央銀行)は14日、政策金利据え置きを発表した。11月に約10年ぶりの利上げに踏み切った後、現状維持のパターンに戻った。

  カーニー総裁率いる金融政策委員会(MPC)は、景気の展開が予想通りであれば今後数年に「緩やかな追加利上げ」が恐らく必要になるとの見解を重ねて示した。具体的な時期には言及しなかった。政策金利を0.5%で据え置く決定は全会一致だった。ブルームバーグのエコノミスト調査でも全員が据え置きを予想していた。

  MPCの決定が全会一致だったのは2月以来。市場は次回利上げが2018年の遅い時期以降になると見込んでいる。来年中の利上げはないとの見方もある。

  中銀は最新の分析で、過去1カ月に2つの「重大なイベント」があったと指摘した。11月にハモンド財務相が発表した予算は今後数年の経済成長とインフレの両方を押し上げるだろうと評価。第2に、欧州連合(EU)離脱交渉の進展を挙げた。

  EU離脱は引き続き金融政策にとっての「主要な難題」だが、直近の展開は無秩序な離脱の可能性を低めたとの見方を示し、「家計と企業の信頼感も支える公算が大きい」と分析した。

  10-12月期の経済成長に関する最近の指標は「予想より弱かった」と指摘。利上げを実施する場合でも限定的で緩やかなものになるとの考えを繰り返した。

  中銀は国内物価圧力が緩やかに高まるとの11月の見通しを維持。来年は物価上昇が減速するとみているものの、生産性の伸びが常に弱いことと、EU離脱に関連して労働力の供給が細ることによって国内物価圧力が高まることに懸念を示した。

(第3段落以下を追加します)
原題:BOE Holds Interest Rate, Sticks to Outlook for Modest Tightening(抜粋)

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