テスラに手厳しいチャノス氏、「袋小路」に向かうと指摘

  • チャノス氏のテスラ株売り持ちは現時点で損失が出ている
  • チャノス氏はエンロン破綻を見越した取引で名をはせた

The Tesla Inc. logo hangs on the wall of the entrance to the new Tesla Inc.

Photographer: Mark Kauzlarich/Bloomberg

テスラは常に空売り投資家の標的となる。ヘッジファンド運用会社キニコス・アソシエーツの創業者で社長でもあるジム・チャノス氏は、テスラが「袋小路に向かっている」と言う。

  チャノス氏はデトロイトでのイベントで、「どの強気相場にもイメージキャラクターが存在する」と述べた上で、「その悪い1社」がテスラだと主張した。

  チャノス氏は米エネルギー取引会社エンロン破綻を見越した取引で名をはせた。テスラに対して手厳しい言葉を投げ掛け続ける同氏は1年余り前からテスラを売り持ちしていると公表。テスラが2016年9月にソーラーシティーの買収手続きを進めていた際、統合後の新会社は「ウォーキングインソルベンシー」になるだろうと語っていた。歩く破綻会社ということだろうか。

  チャノス氏は13日、多くのテスラ幹部が同社を今年辞めたのは、破綻前のエンロンを連想させると指摘。ただ同氏によるテスラ株売り持ちは現時点で損失が出ており、テスラの株価がいつ実際に下落するかは分からないとも話した。

  同氏は、テスラを創業したイーロン・マスク氏もやはり自身が設立したスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX)の経営に専念するため数年以内にテスラを去ると予想。モルガン・スタンレーのアナリスト、アダム・ジョナス氏は、スペースXとテスラが統合すれば、マスク氏にとって事業はより多大な時間のかかるものになる可能性があるとの分析を今月示した。

  テスラは電気自動車を面白く魅力的なものにした先駆者的な会社だが、ポルシェやBMWといったドイツ企業が競合モデルを投入すれば、その優位さは消えるとチャノス氏は話す。テスラにコメントを求めたが、今のところ返答はない。

原題:Short Seller Jim Chanos Says Tesla Headed for ‘Brick Wall’ (1)(抜粋)

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