メイ英首相に与党議員が造反-EU離脱合意を採決に付す修正案を可決

  • 与党保守党の有力議員が提出した修正案が支持された
  • EU離脱法案の修正が賛成309、反対305で可決された

メイ英首相

Photographer: Jack Taylor/Getty Images

英議会では13日、メイ英首相にとって重要な欧州連合(EU)離脱法案が、与党保守党の親欧州派議員の造反で修正に追い込まれ、首相は深刻な敗北を喫した。

  英下院は同日、政府が提出したEU離脱法案について、2019年に離脱交渉が終了した段階で、EUとの最終合意を議会採決に付すことを保証する修正を賛成309、反対305で可決した。

  メイ首相は先週、EUとの間で離脱交渉のこう着を打開する合意に達し、14、15日のEU首脳会議でそれが称賛されるはずだったが、前日に議会で不面目な後退を余儀なくされた。首相が自らの離脱構想を支持する多数派を議会で確保できるかを巡っても、疑念を生じさせる展開だ。

  離脱法案の修正案を提出した保守党の有力議員、ドミニク・グリーブ元法務長官は、当初の法案のままでは、いまだにはっきりしない条件に基づくEU離脱に向けて、メイ首相に「白紙の小切手」を与えることになりかねないと主張していた。
 
  ウォーリック大学のウィン・グラント教授(政治学)は「メイ首相はとどまってはいるが、非常に弱い立場にある。自らの政党のかなりの部分をコントロールできていない」と指摘した。

原題:May Suffers Humiliating Loss on Brexit Law as Tories Rebel (3)(抜粋)

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