【米国株・国債・商品】国債高い、FOMCが金利見通し据え置き

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  • ダウ平均は上昇、S&P500種は引け間際に上げ幅全て失う
  • FOMCは0.25ポイント利上げを決定、経済成長率予想を引き上げ

Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S.

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

13日の米株式相場はまちまち。S&P500種株価指数は引けの15分前に上げを失い下落した。米国債は大幅上昇。米連邦公開市場委員会(FOMC)が利上げを決定し、2018年については経済成長率予想を引き上げた一方、政策金利予測を変えなかったことに反応した。

  • 米国株はまちまち、S&P500種が引け間際に上げ失う
  • 米国債は大幅上昇、10年債利回り大幅低下-FOMCの金利予測に変更なく
  • NY原油は続落、米燃料在庫急増が嫌気された
  • NY金は上昇、利上げペース加速懸念が薄れる

  FOMCは大方の予想通り、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標レンジを1.25-1.5%に引き上げた。その直後にはS&P500種株価指数が日中高値に急伸する場面があった。主要株価指数の中では、小型株で構成するラッセル2000指数が最も高い伸びとなった。18年の利上げ予想回数が据え置かれたことで、米10年債の利回りは低下した。

  S&P500種は前日比0.1%安。ダウ工業株30種平均は80.63ドル(0.3%)高の24585.43ドルで、終値ベースの過去最高値を更新した。ニューヨーク時間午後4時40分現在、米10年債利回りは6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.34%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が続落。1週間ぶりの安値となった。米エネルギー情報局(EIA)の統計でガソリン在庫が急増したことを背景に、製油所での原油需要見通しが弱まった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は54セント(1%)安の1バレル=56.60ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は90セント下げて62.44ドル。

  ニューヨーク金相場は上昇。スポット相場は3週間ぶりの大幅高となった。FOMCが来年の利上げについて3回との予測を維持したことから、経済成長加速で金融政策引き締めペースが速くなるとの懸念が和らいだ。ニューヨーク時間午後2時半現在、金スポット相場は前日比0.7%高の1オンス=1252.67ドル。これより先、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は前日比0.6%上昇の1248.60ドルで終了した。
 

  FOMCは政策声明で「ハリケーンの影響に伴う変動をならせば、雇用の伸びは堅調で、失業率は一段と低下した」と説明。インフレ率は短期的には当局が目指す2%を下回る水準にとどまるが、中期的には目標近辺で「安定する」との見方も示した。

  エバコアISIのポートフォリオ戦略担当責任者、デニス・ディバッシャー氏は顧客向けリポートで、「インフレが引き続き弱くFOMCが急速な引き締めを行う確率が低いかたわら、成長見通しが改善したことを示唆するもので、株式への追い風になる」と指摘。「インフレは来年加速する見通しで、それが市場の利上げ見通しをFOMCの予測に近づかせ、ひいては景気敏感株や金融株がアウトパフォームするだろう」と続けた。
  
原題:Treasuries Climb, Dollar Retreats on Fed Outlook: Markets Wrap(抜粋)
USTs Bull Steepen Amid Flattener Unwinds in FOMC Aftermath(抜粋)
Oil Slumps as U.S. Fuel Glut Signals Sluggish Crude Refining(抜粋)
Fed Spells Relief for Gold Traders Worried Over Rate-Hike Pace(抜粋)

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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