ボーナスなら米国、欧州銀は2017年も報酬「二流」にとどまる見込み

  • 債券トレーダーは10%減の可能性、ボーナス「ゼロ」のケースも
  • M&A助言を手掛けるバンカーらは報酬増が見込める

People rest and eat lunch on a bank of steps in La Defense business district of Paris, France.

Photographer: Marlene Awaad/Bloomberg

欧州の投資銀行に特大のボーナスが戻ってくるという期待は、今年も裏切られそうだ。

  欧州の銀行ではトレーダーらの2017年ボーナスが過去最悪の部類となる見込み。一方、米国では増えるところもあるもよう。また、銀行の中でも合併・買収(M&A)助言を手掛けるバンカーらは報酬増が見込める。

  バークレイズやドイツ銀行、クレディ・スイス・グループなど欧州銀行の債券トレーダーのボーナス総額は前年比で10%以上減り、ボーナスがゼロになるケースもある見込みだと、人材あっせん会社や銀行幹部が述べている。

  プライスウォーターハウスクーパースで金融サービスを担当するパートナーのジョン・テリー氏は「欧州の銀行全体でボーナスは減ると思う」と話した。債券トレーダーは最大25%減の可能性があり、ゼロも珍しくはないだろうという。

  米国での展望はもう少し明るそうだ。ゴールドマン・サックス・グループとモルガン・スタンレー証券部門は今年1-9月に昨年を上回るボーナス準備金を積み立てた。

  銀行とヘッジファンド向けに人材をあっせんするケネディ・グループのジェーソン・ケネディ最高経営責任者(CEO)は「銀行の世界で欧州は二流なので、報酬もそれに沿ったものになり、年々減っていく」と話した。

  ただ、米国でもトレーディング不調は変わらず、あっせん会社オプションズ・グループのリポートによると、米国で働く債券・株式トレーダーのボーナスは平均で7%減る公算。

原題:In Bank Bonuses, Europeans Again in Second Class to U.S. Rivals(抜粋)

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