欧州は今年のM&Aホットスポット-総額77兆円、地域別シェアは27%

  • 欧州は景気見通しの安定感と信頼感の高まりが、M&A取引を後押し
  • 米では法人税率巡る綱引きが決着せず、目玉となる案件も少なかった
Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg

欧州は企業の合併・買収(M&A)で米国に後れを取ることが多かったが、今年はM&Aのホットスポットだったことが明らかになった。

  欧州での景気見通しの安定感と信頼感の高まりが、M&Aの取引を後押した。法人税率引き下げを巡る綱引きが決着せず、目玉となる案件も少なかった米国はM&Aの成約が抑えられた。ブルームバーグが集計したデータによれば、2017年の欧州企業を標的とするM&Aの総額(発表ベース)は、前年比23%増の6800億ドル(約77兆円)に達し、世界全体に占める割合も27%と6年ぶりの高いシェアとなった。

  北米のM&A総額は約30%減の1兆1000億ドルと13年以来最も少なく、アジアはほぼ横ばいの6260億ドル。北米はグローバルM&Aの44%をなお占めるが、シェアは10年以来で最も小さかった。

原題:Europe Sets Pace in 2017 Global M&A as Politics Hurt U.S. Deals(抜粋)

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