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FOMCの18年金利予測に関心集中か-イエレン氏は会合後最後の会見

  • 利上げ回数予想に変更見込まれないが、一部参加者は予測切り上げも
  • FOMCの金利予測は逆イールド発生リスクを示唆も-ブラード総裁
イエレン氏

イエレン氏

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
イエレン氏
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

投資家は米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に指名されたパウエルFRB理事が2018年の方向性を示すのを待ち構えているが、その前にイエレン現FRB議長から米経済に関する認識を聞ける最後のチャンスが1回ある。

  全てが予想通りに進めば、連邦公開市場委員会(FOMC)終了後に退任前最後の記者会見に臨むイエレン議長は、今年3回目の利上げの理由を説明するだろう。

  FOMCは13日に2日間の日程を終え、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標レンジを1.25-1.5%に0.25ポイント引き上げると発表する見通し。声明は午後2時(日本時間14日午前4時)に発表され、その30分後にイエレン議長の会見が始まる。

  予想通りなら、イエレン議長が15年12月に政策金利をゼロから引き上げ始めてから5回目の利上げとなるが、市場が重視するのは18年や19年、それ以降の金利水準に関する当局者の予測を点で示した分布図ドット・プロットだ。米経済の改善や減税案の議会通過の可能性を踏まえ、一部参加者が予測を少し切り上げる可能性もある。

  リッチモンド連銀の元研究員で、アマースト・ピアポント・セキュリティーズのチーフエコノミストを務めているスティーブン・スタンリー氏は、「ドットにほとんど全ての注目が集まるだろう。全てが引き締めを弱めるより強めることを支持するだろう」と予想した。 

December A Lock?

  パウエルFRB理事は上院本会議で予想通り指名承認されれば、2月3日に退任するイエレン議長の後任に就く。イエレン議長は来年1月末のFOMCでもその議長を務めるが、同会合後に議長の記者会見予定はない。

  9月のFOMC予測の中央値では、18年の利上げ回数は3回、19年は2回と見込まれ、長期的に金利は2.75%で落ち着くとの見通しが示されていた。これらの予測に変更は見込まれていないものの、じわじわと切り上がる可能性はある。

  ただ、引き締め姿勢が強まれば短期金利が長期金利を上回る逆イールドが発生する恐れがあり、警戒論もある。セントルイス連銀のブラード総裁は、9月のドット・プロットに示された道筋は18年終盤までに逆イールドが発生する可能性を示していると警告していた。

Inverted Yields?

  
  FOMCが利上げで採決する場合、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は反対票を投じる可能性が高く、シカゴ連銀のエバンス総裁もそうするかもしれない。カシュカリ総裁は先月、インフレ率が鈍化している状況で「ブレーキを踏む理由はない」と指摘。エバンス総裁も今月、「データは利上げを継続すべきだと強く示してはいない」と述べている。

原題:Fed 2018 Dots in Focus for Yellen Swan Song: Decision Day Guide(抜粋)

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