トランプ米大統領、サウジの原発でウラン濃縮容認を検討-関係者

  • ウェスチングハウスは経営破綻後、新たな市場を模索
  • 過去の取引は海外プロジェクトでのウラン濃縮を禁止

トランプ米大統領

Photographer: Joshua Roberts/Bloomberg
Photographer: Joshua Roberts/Bloomberg

トランプ米政権は、サウジアラビアに対し原子炉建設でウェスチングハウス・エレクトリックなど米企業の入札について検討を促しており、その取引の一環としてウランの濃縮を容認する可能性がある。この計画について知る3人の関係者が明らかにした。

  関係者によると、ペリー米エネルギー長官は今月、建設プロジェクトが議論されているサウジを訪問した。協議は部外秘だとして関係者は匿名を条件に話した。

  従来の米国の契約はウランの濃縮と再処理を禁止しているため、オバマ政権下ではサウジの原発プロジェクトで米国の技術を使用する交渉はうまくいかなかった。関係者2人によると、トランプ政権はウェスチングハウスなど米企業によるサウジでの契約獲得を支援する一環として、この要件の緩和を検討しているという。

  米企業の入札が成功すれば、国内原子力産業の再生と、世界中の受注競争でロシアや中国の企業に米企業が打ち勝てるよう目指すトランプ大統領の公約の実現を後押しする。原発技術のパイオニアで東芝の元連結子会社ウェスチングハウスは米国内の原発2カ所でのAP1000型原子炉建設の遅れに見舞われ、3月に経営破綻。その後、米国外への事業拡大に重点をシフトする方針を示している。
  
原題:Trump Said to Mull Allowing Enrichment for Saudi Nuke Plants (1)(抜粋)

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