ドラギ氏「ジェダイのトリック」で市場沈静化か-タカ派色なら混乱も

  • トーン次第でユーロは1.19ドルまで上昇する可能性があるとノルデア
  • インフレが物価安定目安に近づく見通しをスタッフ予測が示す可能性

ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁には、タカ派色の強いメッセージを発し、年の瀬の市場を混乱させる能力があるが、投資家はそれを過小評価しているかもしれない。

  ドイツ銀行とBNPパリバは、ECBが14日に開く政策委員会後に予想ほどハト派的なトーンを示さないリスクを市場は十分織り込んでいないようだと警告。これに対しシティグループは、ドラギ総裁がボラティリティーを沈静化させるため、これまでのように「ジェダイのマインドトリック」を使う可能性があると指摘し、ノルデア銀行はECBがユーロ相場と債券利回りを押し上げる余地があると分析している。

  14日はECBのスタッフ予測でインフレ率が物価安定の目安に近づく見通しが示される可能性があり、こちらも焦点となりそうだ。

  ノルデアのストラテジスト、ヤン・フォンヘリッヒ氏は顧客向けのリポートで、「ドラギ総裁がややタカ派寄りと解釈される方向にリスクは傾いている。ドラギ氏はそれほどハト派色を出さないこともあり得る」との見方を示し、ユーロの対ドル相場が現在の1ユーロ=1.18ドル近くから 1.19ドルまで押し上げられる可能性があると予想している。

原題:Markets Lulled by Draghi Jedi Mind Tricks May Face Hawkish Jolt(抜粋)


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