ICOの記録的ペース、米当局の取り締まりでも陰り見えず

  • トークン・リポートによると、第4四半期のICOは500件に到達か
  • ICOによる今年の資金調達総額はこれまでに約36.7億ドル

An employee checks power supply units and cooling fans linked to cryptocurrency mining machines at the SberBit mining 'hotel' in Moscow, Russia.

Photographer: Andrey Rudakov/Bloomberg
Photographer: Andrey Rudakov/Bloomberg

米規制当局が不正なデジタルトークンの発行を厳重に取り締まり、投資家にあらためてリスク喚起したものの、イニシャル・コイン・オファリング(ICO、仮想通貨の新規公開)ブームが陰る兆しはほとんどない。

  調査会社トークン・リポートによると、トークンを発行するスタートアップ企業が10-12月(第4四半期)に投資家から調達した資金は期末まで残り3週間の時点で、既に13億8000万ドル(約1566億円)に上っており、7-9月(第3四半期)の実績(17億4000万ドル)を上回るペースで推移している。

  今四半期のICO件数は第3四半期の266件に対し500件に達する見込み。コインスケジュールによれば、今年これまでにスタートアップ企業がトークン発行で調達した総額は過去最高の36億7000万ドル。トークン・リポートによると、第3四半期にICOの2割が頓挫したにもかかわらずこのハイペースだ。

  ICO市場は人気沸騰中だが、米証券取引委員会(SEC)のクレイトン委員長は11日、多くのトークン発行はSECに登録すべき証券と事実上みなされるとの見解をあらためて示し、保証されたリターンを約束するプロモーターに投資家は警戒すべきだと呼び掛けた。SECは11日、レストラン評価アプリを手掛けるサンフランシスコのマンチー社が計画していた1500万ドル規模のICOを停止させた。

原題:Initial Coin Offerings on Record Pace Even With Crackdown (1)(抜粋)

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