債券トレーダーの注目先はドット・プロット、今週の米利上げ確実視で

  • 将来の引き締めペースに関する当局者の最新予測で市場動揺も
  • 来年4回の利上げ予想に修正なら利回り曲線さらに平たん化へ-TD

The Marriner S. Eccles Federal Reserve building

Bloomberg

今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げは確実視されているため、債券市場を動揺させる可能性が高いのは、将来の引き締めペースに関する当局者の最新予測だろう。

  FOMCは9月の金利予測分布図(ドット・プロット)で、2018年の利上げ回数を3回と予想した。経済活動が力強さを増す中、経済成長見通しを上方修正して失業率低下を見込むことはあり得るので、当局者の利上げ回数予測が4回に収れんする確率は五分五分に近いとJPモルガン・チェースは分析する。

  以下は9月時点のドット・プロットだ。

  市場では当局が来年の利上げ回数として予想する3回はもちろん、2回の利上げさえ十分に織り込まれていないだけに、より急ピッチな引き締め軌道となれば短期債利回りを押し上げ、利回り曲線はさらに平たん化する可能性がある。

  TDセキュリティーズの金利ストラテジスト、ジェナディー・ゴールドバーグ氏は「3回から4回の利上げ予想に修正されれば、利回り曲線は相当フラット化する」と予想。当局は「インフレの足音が高まるとみており、市場の見方は甘いと忠告することになるだろう」と指摘した。

  TDは今週発表されるドット・プロットに変更はないと予想し、来年2回の利上げを見込む。一方、ライトソンICAPのルー・クランドール氏は、減税案が議会を通過すれば3月に利上げ回数の予想は4回に修正されるとの見方を示した。

原題:Bond Traders Turn Attention to Dots as Fed Rate Hike Seen a Lock(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE