【米国株・国債・商品】株が続伸、過去最高値を更新-国債は安い

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  • ハイテク株が上げを主導、NY爆発で先物は一時上げを消す
  • 10年債利回りは1bp上昇、入札軟調で午後に売り

A trader works on the floor of the NYSE.

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

11日の米株式相場は続伸。主要中央銀行の政策判断を週内に控え大きな賭けには出づらい状況となる中、主要株価指数は最高値を更新した。一方で国債は下落。10年債入札結果の不調を受け、午後にじりじりと下げた。

  • 米国株は続伸、S&P500種とダウ平均が過去最高値更新
  • 米国債は続落、10年債入札軟調で午後に売り加速
  • NY原油は続伸、主要パイプライン閉鎖でブレントは2015年来の高値
  • NY金は3営業日続落、株高で-FOMCにも注目

  S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均はともに過去最高値を更新。テクノロジーのハードウエア銘柄やメディア銘柄の上昇が目立った。ニューヨークのタイムズスクエアに近い地下鉄駅構内で爆発が起きた後、指数先物は一時的に上昇分を消す場面があった。

  S&P500種は前週末比0.3%高、ダウ工業株30種平均は56.87ドル(0.2%)上昇し24386.03ドル。ニューヨーク時間午後4時40分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.39%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が続伸。ブレント原油は2015年6月以来の高値をつけた。北海の主要パイプライン、フォーティーズ・パイプライン・システムが修理のために閉鎖されたことに反応した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は63セント(1.1%)高の1バレル=57.99ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は1.29ドル上げて64.69ドル。

  ニューヨーク金先物相場は3営業日続落。米国株が最高値更新に近づいたことが背景。利上げが予想される米連邦公開市場委員会(FOMC)も関心を集めた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は前週末比0.1%安の1オンス=1246.90ドルで終了。一時は0.4%上昇する場面もあった。

  今週は13日の米連邦公開市場委員会(FOMC)など、主要中銀の政策決定会合が相次ぐ。ブリンマー・トラストのアーニー・セシリア最高投資責任者(CIO)は電話取材で、「今週はイベントが多い。税制改革法案の上院・下院案を一本化する作業で生じる問題がおそらく外に漏れるだろう。これは大幅な修正の有無に関係なく、重要となる」と話した。

  S&P500種の業種別11指数では、電気通信サービスや情報技術が上昇。金融は下げた。

  米国債は英国債の大幅上昇を背景に買いが先行したものの、FOMCによる利上げが今週見込まれる中で、短期債を中心に売られた。

  財務省がこの日実施した10年債入札は軟調な結果となった。最高落札利回りが発行前取引での利回り水準を上回り、プライマリーディーラーの落札比率は9月以来の高水準となった。

原題:U.S. Stocks Rise as Focus Turns to Interest Rates: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Bear Flatten, Grind Lower After Soft 10Y Auction(抜粋)
Brent Reaches Highest Since 2015 After Forties Pipeline Shutdown(抜粋)
PRECIOUS: Gold Futures Decline as Stocks Climb With Eyes On Fed(抜粋)

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