HSBC:起訴猶予合意が満了、米司法省は訴追取り下げへ

  • 米当局、HSBCが過去5年にとった改善策に満足を示唆
  • HSBCは12年に資金洗浄と制裁違反で当時過去最大の制裁金支払い

英銀HSBCホールディングスは、米司法省と5年前に結んだ起訴猶予合意(DPA)の期間が満了したことを明らかにした。同期間中にHSBCが取ったコンプライアンス(法令順守)制度改善措置に米当局が満足したことを意味する。同行はメキシコを舞台としたマネーロンダリング(資金洗浄)事件に絡み起訴猶予となっていた。

  HSBCは11日、反マネーロンダリングおよび制裁順守の体制改善で「すべての約束を果たした」ことを受け、米司法省が同行に対する訴追の取り下げを求める申し立てをニューヨーク東部地区連邦裁判所に提出すると発表した。正式に取り下げられれば、HSBCはマネーロンダリングの件で起訴される恐れがなくなる。

  HSBCは2012年、メキシコの麻薬カルテルの資金洗浄を支援したことに加え、イランと取引して国際制裁に違反したとして、当時で過去最大となる19億ドル(現在のレートで約2150億円)の制裁金を支払った。以来、外部からの監視を受け入れていた。

  スチュアート・ガリバー最高経営責任者(CEO)は発表文で「過去5年間に実施してきた大幅な改革の結果、HSBCはいまやはるかに効果的に金融犯罪に対処できるようになった」と説明。その能力を「さらに改善」するため取り組んでいると付け加えた。

原題:HSBC’s U.S. Deferred Prosecution Deal Ends After Five Years (1)(抜粋)

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