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2018年は引き締めの年に、06年来の大幅な利上げをウォール街は予想

  • シティグループ、JPモルガンが先進国・地域の引き締め予想
  • 今週はFOMC、ECB、英中銀、スイス中銀が政策決定
A pedestrian walks past the Wall Street street sign in front of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S.

A pedestrian walks past the Wall Street street sign in front of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S.

Photographer: Scott Eells/Bloomberg
A pedestrian walks past the Wall Street street sign in front of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S.
Photographer: Scott Eells/Bloomberg

ウォール街のエコノミストらは来年が2006年以来の大幅な金融引き締めの年になると予想している。

  世界経済は11年以来の高成長期に入ろうとしており、シティグループとJPモルガン・チェースは、先進国・地域の平均金利が来年は少なくとも1%に達すると見込んでいる。06年以来最大の金利上昇となる。

  米国において来年10周年を迎える量的緩和(QE)について、ブルームバーグ・エコノミクスは、主要中銀による資産購入額が来年12月には合計で月間180億ドル(約2兆400億円)程度と今年9月の1260億ドルから減り、19年上期中には純購入額がマイナスになると予想した。

  世界同時景気拡大がようやく、緩やかながらインフレを押し上げるのに十分な力強さを得たことが背景にある。金融当局にとっての課題は、需要に冷水をかけることなく、また資産市場を動揺させることなく、緩和解除を続けることだ。

Year of Tightening

  「2018年は真の引き締めの年だ」と、シティグループのグローバル・エコノミクス・ディレクター、 エブラヒム・ラバリ氏(ニューヨーク在勤)は話す。「金融市場が金融政策に十分に対応できている現在の軌道のままで進むだろう。ただ、恐らく来年の後半や19年には金融政策が物事をややこしくする要因の一つになってくるだろう」と付け加えた。

  シティは先進国の金利の平均が来年0.4ポイント上昇し1%と08年以来の高水準に達すると予想。JPモルガンは1.2%を予想し、今年末の0.68%から0.5ポイント以上の上昇を見込んでいる。

Busy Central Bankers

  今週はノルウェー中銀、米連邦公開市場委員会(FOMC)、イングランド銀行(英中銀)、 欧州中央銀行(ECB)、 スイス国立銀行などの17年最後の政策決定があり、来年の見通しがより明らかになりそうだ。

Zero No More

原題:Investors Told to Brace for Steepest Rate Hikes Since 2006 (1)(抜粋)

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