エコノミストは米成長加速で来年の利上げ前倒しを予測-BN調査

  • 来年6月の利上げ時期予想を3月に前倒し、利上げ回数は3回で維持
  • FRB議長交代でも利上げペースは変わらないと予想

Federal Reserve building

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

ブルームバーグが調査したエコノミストらは、米労働市場の需給ひっ迫でリスクが上向く中、米経済が力強さを増す結果、向こう3カ月半で2回の利上げが行われる可能性があると予想した。

  今月5-7日にエコノミスト41人を対象に実施した調査の中央値によれば、エコノミストは引き続き来年中に計3回の利上げを見込んでいるが、そのうちの1回の利上げ時期予想を6月から3月に前倒しした。今週12、13両日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)については、ほぼ全員がフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジが1.25-1.5%に0.25ポイント引き上げられるとの見方で一致した。

  アマースト・ピアポント・セキュリティーズのチーフエコノミスト、スティーブン・スタンリー氏は、「失業率は4.1%まで急ペースで下げており、それに加えて2四半期連続で3%成長を超えた」とした上で、「経済指標は全て、利上げ回数の減少ではなく増加を示唆している」と指摘した。

  FOMCはワシントン時間13日午後2時(日本時間14日午前4時)に声明と経済予測を公表。イエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長は同日午後2時半に記者会見を行う。

  これはイエレン議長にとって、最後のFOMC後の記者会見となる。次期FRB議長に指名されているパウエル理事は上院本会議で承認される可能性が高い。

  ブルームバーグの調査で、エコノミストは議長交代が来年の金融政策の大幅変更につながることはないとみている。回答の90%は来年の政策金利ペースについて、イエレン議長が再選されていた場合と「ほぼ変わりない」と予想した。

  しかしエコノミストの63%が経済成長とインフレは金融当局の予想を下回るよりは上回る可能性が高いだろうと回答した。9月の調査では同様の回答は25%にすぎなかった。

  金融当局者らがFOMCで示す新たな四半期経済予測については、エコノミストらは若干の変更しか予想していない。来年の成長見通しは9月時点の2.1%から2.3%に引き上げられるとみているが、来年末のインフレ率見通しは1.9%で据え置くと予想している。
  
原題:U.S. Growth Pickup to Spur Earlier Fed Hike in ’18, Survey Shows(抜粋)

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