コンテンツにスキップする

きょうの国内市況(12月11日):株式、債券、為替市場

国内市況の過去の記事はこちらです。指標はここをクリックして下さい。

●日本株は3日続伸、米雇用統計とアジア株堅調-銀行、石油中心上げる

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は3営業日続伸。米国の雇用統計が堅調、グローバル景気の先行きに楽観的な見方が広がり、アジア株や為替のドル堅調も投資家心理にプラスに働いた。米長期金利の上昇を受け銀行など金融株、アナリストが個別銘柄に対し強気の見方を示した石油やガラス株も高い。

  TOPIXの終値は前週末比9.61ポイント(0.5%)高の1813.34、日経平均株価は127円65銭(0.6%)高の2万2938円73銭。両指数ともきょうの高値引け、日経平均は11月7日に付けたバブル経済崩壊後の終値ベースの最高値(2万2937円)をわずかながら1カ月ぶりに更新。

  岡三アセットマネジメントの前野達志シニアストラテジストは、「グローバルな同時景気拡大はまだ終わっておらず、アジア市場も軒並み上昇していることに加え、ドル高・円安で日本企業の業績上方修正期待が広がった」と言う。

  東証1部33業種は石油・石炭製品、銀行、ガラス・土石製品、機械、保険、鉄鋼、ゴム製品、食料品など29業種が上昇。銀行は上昇率で2位、TOPIXの押し上げ寄与度でトップ。7日に決まった新バーゼル3規制に対し、野村証券ではメガバンク各社は内部留保の積み上げで対応可能で、資本調達などは必要ないとの見方を示した。

  建設、海運、陸運、不動産の4業種は下落。建設は、リニア中央新幹線関連工事の入札を巡り東京地検の捜査を受けた大林組が大幅安、社員が地検の任意聴取を受けた鹿島も売られた。

  東証1部の売買高は14億2007万株、売買代金は2兆3634億円。値上がり銘柄数は1345、値下がりは615だった。

●債券は下落、週内2回の入札控えて売り圧力-FOMCに警戒との声も

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券相場は下落。前週末の米国市場で債券安・株高となった流れを引き継いだことに加えて、週内に実施される5年債と20年債の入札に向けて売り圧力がかかったとの指摘が聞かれた。

  11日の長期国債先物市場で中心限月12月物は前週末比3銭安の150円93銭で取引を開始し、一時は150円84銭まで下落。その後はやや下げ渋ったものの、結局は6銭安の150円90銭で引けた。

  SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジストは、「週内の入札を控えて調整が入りやすい」と指摘。5年債入札については、「徐々に日本銀行の出口議論が少しずつ気にはなっている。5年債はマイナス金利なので、キャピタルゲインが狙えないとなかなか買いづらい」とみる。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の349回債利回りは、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.05%で開始し、その後も同水準で推移した。超長期ゾーンも売られ、新発20年物の162回債利回りは0.57%、新発30年物57回債利回りは0.82%とそれぞれ0.5bp上昇した。

  財務省は12日に5年利付国債の価格競争入札を実施する。償還日が前回債より延びて新回号となる。表面利率は据え置きの0.1%となる見通し。発行額は前回と同じ2兆2000億円程度となる。14日には20年利付国債の入札が予定されている。

●ドル・円は1カ月ぶり高値更新、米利上げ観測が支え-NZドル上昇

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場のドル・円相場は約1カ月ぶりの高値を更新した。前週末の良好な米雇用統計を受けて、今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げがほぼ確実視される中、ドル買い・円売りが優勢となった。

  午後3時31分現在のドル・円は前週末比0.1%高の1ドル=113円54銭。午前の取引では、早朝に付けた113円43銭から一時113円69銭と11月14日以来の水準までドル高・円安が進んだ。午後の後半にかけては113円台半ばでもみ合っている。一方、円はドルを含めた主要16通貨に対してほぼ全面安の展開。

  ステート・ストリート銀行の若林徳広在日代表兼東京支店長は、「今週のFOMCで米利上げすると思っている人が多い。FOMCまでドル高で、下がっても買いが入ると思う」と指摘。ただ、「そんなにレンジは変わっていない。114円をすぐに抜けて上に走る感じでもない」と語った。

  ニュージーランドドルが対米ドルで上昇。ニュージーランド準備銀行(中央銀行)の次期総裁にエイドリアン・オア氏が指名されたことを受けて、一時1%高の1NZドル=0.6912米ドルまでニュージーランドドル高・米ドル安に振れた。

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、0.1%高の1ユーロ=1.1782ドル。14日には欧州中央銀行(ECB)理事会が開催され、ドラギ総裁会見が行われる。10月に来年1月からの量的緩和縮小を決定済みで、資産買い入れ額を月額600億ユーロから300億ユーロに半減し、来年9月まで延長する。今回は金融政策の据え置きが見込まれている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE