中国指導部は債務コントロールに重点-中央政治局会議

中国指導部は来年レバレッジを効果的にコントロールして主要なリスクを防止し、債務増加の中で安定を確実にするとの公約にさらに力を入れることを明らかにした。

  中国国営の新華社は8日夜、習近平国家主席が主宰した中国共産党中央政治局会議の声明を引用し、当局が実体経済への支援を強化し、より質が高く効率的な発展を推進することを目指すと伝えた。

  中国政策当局者は3つの主要な課題を決定し、リスク軽減を最優先課題に列挙。声明は「レバレッジは効果的にコントロールされるべきで、金融セクターは実体経済をより良く支援すべきだ。そしてリスク軽減で進展があるべきだ」とした。貧困と汚染の削減が他の2つの課題に挙げられた。

  中央政治局会議は今月中に開かれる見通しの中央経済工作会議に先立って開催。中国当局はこれまで、中央経済工作会議で翌年の優先課題や金融・財政政策の方針を決めてきた。2016年12月の同会議で、17年の慎重かつ中立的な金融政策が決定された。

  みずほセキュリティーズアジアのアジア担当チーフエコノミスト、沈建光氏(香港在勤)は8日に電子メールで、「今回の会議が中央経済工作会議の基調を決定し、レバレッジ解消が18年の最優先課題になる」と指摘。同氏は政策当局者が金融引き締めの可能性を示唆していると述べた。

  英スタンダードチャータード銀行の中国圏エリア担当のチーフエコノミスト、丁爽氏は同日電子メールで、声明から「総需要を適切に拡大」との文言が削除されたと指摘。レバレッジ解消の際に成長鈍化をさらに容認することを示していると述べた。

  同氏は「政府が18年の成長目標を6.5%前後に維持し、目標突破は公約しない可能性がある」と語った。

原題:China’s Top Leaders Throw Weight Behind Push to Control Debt (3)(抜粋)

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