【NY外為】ドル続伸、週間で今年最高の上昇-FOMC控え

更新日時
  • ドルは米雇用統計の発表後にいったん下落、賃金の伸び弱く
  • 雇用者数の増加は予想上回る、ドル指数は3月以来最長の5日続伸

A printing plate for $1 dollar notes

Photographer: Andrew Harrer

8日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。米経済指標は強弱まちまちとなったが、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は5日続伸。週間ベースで1年ぶりの大幅上昇となった。

  ドルはこの日、主要10通貨の過半数に対して上昇。ドル指数の5日続伸は3月以来で最長。朝方発表された11月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が市場予想を上回る伸びとなった。ただ、0.25ポイントの利上げが決まると予想される連邦公開市場委員会(FOMC)を来週に控え、賃金伸び率の低さが引き続き米金融当局者の懸念材料になる可能性が注目された。

  ニューヨーク時間午後4時30分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.2%上昇。週間ベースでは1.1%高となった。ドルは対円で0.3%高の1ドル=113円48銭、対ユーロでは0.1%上げて1ユーロ=1.1766ドル。

  トレーダーらは今週のドル上昇について、年末を控えた資金調達圧力に関連する流動性の逼迫(ひっぱく)が背景の一つだと述べた。ここ数営業日ではヘッジファンド勢がドルを買い、モデル系ファンドはテクニカルな支持線を割ったことを受けてユーロを売ったとの指摘もあった。このほか、今月22日までの暫定予算案の米議会通過や、トランプ大統領がインフラ計画を来月発表する予定だとの報道もドルを支えた可能性がある。

欧州時間の取引

  米雇用統計の発表が待たれる中、ドルが上昇。年末を控えた資金調達圧力や、トランプ大統領のインフラ計画発表を巡る報道が背景となった。ユーロと円は下落。英国の欧州連合(EU)離脱を巡る交渉で双方が合意に至ったことがポンドを支え、対ポンドでユーロは6カ月ぶり安値をつけた。
原題:Dollar Sees Best Week of 2017 Before Expected Fed Rate Hike(抜粋)
Dollar Heads for Best Week This Year as Pound Whipsaws on Brexit(抜粋)

(相場を更新し、第4段落以降を追加します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE