神戸鋼:カナダの個人が損害賠償請求か、データ改ざん部品の車購入

  • 具体的な損害賠償額については不明、訴状を受け取れば適切に対応
  • 今後、同種の訴訟が提起される可能性ある:神戸鋼

神戸製鋼所は8日、一連の製品データ改ざん問題に関連して、同社とグループ会社5社がカナダ在住の4人の個人から損害賠償を求めて提訴されたと発表した。ブリティッシュコロンビア州上位裁判所などで11月に訴訟が提起され、同社が裁判所運営のウェブサイトに掲示された訴状を確認した。

  神戸鋼によると、提訴したのは、データ改ざん製品を使用して製造された自動車の購入者。適合製品を使用した自動車と比べて不当に高い対価を支払わされたことで損失を被ったとして、損害賠償などを請求しているという。具体的な賠償額は記されていない。データ改ざん問題をめぐり、具体的な損害賠償請求の動きが明らかになるのは初めて。

  神戸鋼では正式な訴状を受け取っておらず、同社グループに効力を及ぼす訴訟手続きは開始されていないと認識していると説明。今後、訴状が正式に送られてくるかについても現時点では不明としている。一方、今後、同種の訴訟が提起される可能性もあるとした。 

  また、同日、神戸鋼子会社で銅管などを製造する神鋼メタルプロダクツ(福岡県)で日本工業規格(JIS)の認証が認証機関から取り消されたと発表した。神戸鋼のアルミニウム製造拠点である真岡製造所(栃木県)ではJIS認証の一時停止処分を受けたとも発表した。

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