マナフォート被告:論説代作巡る検察側主張に反論-米地裁に文書提出

  • モラー特別検察官の解釈は被告の権利を侵害と被告の弁護団
  • 被告とウクライナの元同僚との緊密な関係を維持が浮き彫りに

昨年の米大統領選でトランプ陣営の選対本部長を務め、マネーロンダリング(資金洗浄)などの罪で起訴されたポール・マナフォート被告は、自身がロシア情報機関とつながりのある長年の同僚と共に論説を代作していたとのモラー特別検察官の主張に反論した。

  検察側はワシントンの連邦地裁に4日提出した文書で、マナフォート被告がつい11月30日まで、自分のウクライナでの仕事を持ち上げる内容の論説の下書きをしていたとし、自身の事案をマスメディアに諮るようなことがないよう命じた裁判所命令に違反したと主張していた。

  これに対し、マナフォート被告の弁護団は同地裁に提出した文書で、この論説を執筆したのはウクライナのヤヌコビッチ前政権で外務省報道官を務めたオレグ・ボロシン氏だと主張。同国英字紙キエフ・ポストは7日、ボロシン氏を筆者とする論説記事を掲載した。

  検察側は、マナフォート被告がウクライナでの政治コンサルタントとしての仕事についての肯定的な評価を装うためひそかに論説を代作したとして、同被告が信頼を裏切ったことを理由に保釈の条件を厳格化すべきだと論じている。

  ボロシン氏は今週、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、論説記事は自ら進んで執筆したもので、事実チェックのためマナフォート被告のウクライナでの長年の同僚であるコンスタンチン・キリムニク氏に、記事の下書きを同被告宛てに転送してもらい、同被告の指摘の一部を追加したと話していた。

  マナフォート被告の弁護団はモラー特別検察官の解釈について、同被告が「自身と自分の名声を守り、公の記録を修正する権利」を憲法に違反する形で侵害するものだと同文書に記した。双方の主張からは、同被告がウクライナの元同僚と緊密な関係を維持していることが浮き彫りとなった。

原題:Manafort Disputes Mueller Account That He Ghostwrote Op-Ed (1)(抜粋)

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