米税制改革でニューヨーク市の魅力失われる可能性-モーリス氏

  • NYやカリフォルニアなどに州・地方税控除廃止に伴うリスク
  • 若者は州外移住を検討し、企業は本部探しで税率を考慮するだろう

ケン・モーリス最高経営責任者(CEO)

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

ニューヨーク市にある投資銀行、モーリスのケン・モーリス最高経営責任者(CEO)は、税制改革で州・地方税(SALT)控除が廃止されたら、ニューヨーク市は魅力を失う可能性があると述べた。飲食業など現地の文化が重視される多くの産業で働く人が、市内にとどまる余裕がなくなるためだと説明した。

  モーリス氏は7日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「ニューヨーク市が好きな人は、そのライフスタイルが好きだと考えている。だが、そういう人が税引き後所得の10%を失おうとしていることについて考える必要がある」と語った。上院と下院の税制改革法案には、いずれもSALT控除廃止が盛り込まれている。

モーリスのケン・モーリスCEOが米税制改革について語った

(出所:Bloomberg)

  若者は州外への移住を検討することが見込まれるほか、企業は本部の場所を探す際に税率を考慮するだろうと、モーリス氏は述べた。

  SALT控除廃止はカリフォルニア、ニューヨーク、イリノイ、ニュージャージー、コネティカットといった州に比較的大きい影響を及ぼす一方で、テキサス、フロリダ、テネシー、ネバダなどの州が主な勝ち組になると同氏は予想。 「多くの人が考える以上に米国に影響を与えると思う」と述べた。

原題:Moelis Says He’s Concerned NYC May Lose Allure With Tax Changes(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE