18年のマーケットリスク30、英EU離脱撤回や「北朝鮮」-ドイツ銀

  • 基本シナリオよりも成長を上にも下にも振れさせ得る潜在要素
  • 米国株の調整や主要中銀動向、住宅バブル破裂や北朝鮮にも言及

A man watches a television screen showing an image of Kim Jong Un,.

Photographer: SeongJoon Cho/Bloomberg

米国株の調整や英国の欧州連合(EU)離脱方針撤回、アイルランドの大統領選挙。投資家が2018年に注意すべきリスク30項目をドイツ銀行のエコノミスト、トルステン・スロック氏が列挙した。

  同氏は7日のリポートでリスクについて、「ボラティリティー指数(VIX)を動意づける潜在的要因としてだけでなく、われわれの基本シナリオよりも成長を上にも下にも振れさせ得る潜在要因として」見る必要があると説明した。
              
                

ドイツ銀による米成長率予測

          
  中央銀行に関するリスクについてスロック氏は、米連邦準備制度理事会(FRB)の新たな指導力が試されると指摘。日本銀行では黒田東彦総裁が退任し、目玉政策の長短金利操作(イールドカーブコントロール)が微調整される可能性があるとみる。また、4-6月(第2四半期)に欧州中央銀行(ECB)が量的緩和策からの脱却を表明する可能性にも触れた。

  このリストでは不動産や政治関連のリスクも目立つ。スロック氏はオーストラリアとカナダ、中国、ノルウェー、スウェーデンで住宅バブルが破裂する可能性に言及。アイルランドとイタリア、ロシア、米国、英国の選挙も注目点に挙げた。さらに、ビットコインの価格急落やモラー米特別検察官の捜査、米国内での格差拡大について投資家に注意を喚起。ひと言「北朝鮮」とだけ記した項目もある。

  米国株についてスロック氏は、バリュエーション(株価評価)とファンダメンタルズが一致していない可能性があり、調整の恐れがあると指摘した。
              

2018年のマーケットリスク30

-ドイツ銀のスロック氏

原題:Deutsche Bank’s Slok Names 30 Market Risks for 2018 Worrywarts(抜粋)

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