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12月7日の海外株式・債券・為替・商品市場 (訂正)

訂正済み

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルは4日続伸、ポンドは上げ幅拡大

  7日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は4日続伸となった。英国の欧州連合(EU)離脱交渉で争点となっている国境問題で、英国とアイルランドの合意が近いとの報道を手掛かりに、ポンドは午後に対ドルで日中高値をつけた。

  トランプ大統領がインフラ計画を来月発表する予定だとの報道を受けて、米国債相場が低下。これを手掛かりにドル指数は午後の取引で日中高値に上昇した。ドルはポンド以外の主要通貨に対し上昇した。

  ニューヨーク時間午後4時30分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.3%上昇。ドルは対円で0.7%上げて1ドル=113円11銭、対ユーロでは0.2%高の1ユーロ=1.1773ドル。ポンドは対ドルで0.5%上昇し、1ポンド=1.3462ドル。

  ポンドは対ドルで1ポンド=1.3485ドルまで上昇。ロイター通信はアイルランド当局者を引用し、英国とアイルランドが英EU離脱を巡って合意に近付いていると報じた。英EU離脱に関連しては時として不明瞭な情報も伝わり、それを受けた投資家の期待の変化がポンド相場に反映された。

  ドルは午後に大幅上昇し、ユーロや円、オーストラリア・ドル、南アフリカ・ランドなどに対して日中高値を更新した。円に対する日中高値は113円16銭。

欧州時間の取引

  ドル指数が上昇し、11月初旬からの下落基調から抜け出した。年末を控えてドルの流動性が低下しつつあることが背景。ヘッジファンドによる中期的なドル・ショートの巻き戻しと、米金融当局によるリバースレポの利用拡大がドル押し上げ要因になっていると、ロンドンと欧州を拠点とするトレーダーらは指摘した。
原題:Dollar Rises a Fourth Day as Pound Roiled by Brexit Twists(抜粋)
Dollar Hits Two-Week High as 55-DMA Resistance Comes Into Play(抜粋)

◎米国株・国債・商品:S&P500種は5日ぶり反発-金値下がり

  7日の米株式相場は上昇。市場では税制法案一本化に向けた協議に注目が集まっている。前日に2カ月で最大の下げを演じた原油相場は、この日反発した。ドルは4日続伸。

  • 米国株は上昇、S&P500種は5営業日ぶり反発
  • 米国債は下落、トランプ大統領が1月にインフラ計画発表との報道で
  • NY原油は反発、悪材料のない中を買いが入る
  • NY金は下落、米利上げ見通しで

  S&P500種株価指数は5営業日ぶりに反発。資本財や消費財など多くのセクターが上昇した。騰落比率は2対1。米国債は値下がり。トランプ大統領が来年1月にインフラ計画を発表する予定だとの一部報道に反応した。

  S&P500種株価指数は前日比0.3%高の2636.98。ダウ工業株30種平均は70.57ドル(0.3%)上げて24211.48ドル。ニューヨーク時間午後4時33分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.36%。 

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が反発。相場を動揺させる悪いデータの発表もない中、買いが優勢になった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は73セント(1.3%)高の1バレル=56.69ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は98セント高の62.20ドル。

  ニューヨーク金先物相場は下落。来週の米利上げを織り込む格好で売りが優勢となり、株式相場の荒い値動きや地政学リスクは買いを誘わなかった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は前日比1%安の1オンス=1253.10ドルで終了。金スポット相場は約4カ月ぶりの安値をつけた。

  米国株は税制改革が企業利益を押し上げるとの観測に基づく上げを再開した。また投資家の焦点は、週末に起こり得る連邦政府閉鎖の回避に向けた取り組みに移り始めている。マコネル米共和党上院院内総務は6日、税制法案一本化に向け両院協議会で共和党下院議員と交渉する同党上院議員8人を発表資料で明らかにした。

  コロンビア・スレッドニードル・インベストメンツのポートフォリオマネジャー、マシュー・リトフィン氏は電子メールで、「株式投資家は現在、神経質になっている」とし、「2018年を見据えると、世界の利益成長への追い風は強い。米国の法人税率は恐らく低下するだろう。そして市場ではリスクテークの地合いが続く可能性が高い」と加えた。

  8日発表される11月の米雇用統計では、堅調な雇用の伸びが示されると見込まれている。また平均時給も上昇が予想されている。
原題:U.S. Stocks Climb as Pound Jumps, Crude Rebounds: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Bear Steepen as Trump Report Weighs on Long End
Crude Oil Inches Back Up Amid Dearth of Negative Data Points
Stock Wobble No Help to Gold as Market Bets on U.S. Rate Hike

◎欧州株:ストックス600変わらず-通信株が高い、ヘルスケアは下落

  7日の欧州株式相場は、指標のストックス600指数がほぼ変わらず。通信株の上昇分をヘルスケアの下落が打ち消した。

  ストックス600指数は前日比0.09ポイント高の386.41。業種別の通信株は1.2%高となり、5週ぶりの高値。ヘルスケアは0.5%安だった。域内主要株価指数では、ドイツDAXが0.4%高で3営業日ぶりに上昇。英FTSE100は0.4%安、仏CAC40は0.2%高。

  個別では買収協議が進行していると発表した英ラドブロークスが29%高と急騰。一方、会計不正疑惑に揺れるシュタインホフは46%安に沈んだ。
原題:Europe Stocks Steady as Telecom Gains Offset Health-CareDrop(抜粋)

◎欧州債:周辺国債が上昇、リスク志向と年末の供給枯れで

  7日の欧州債相場はイタリア債とポルトガル債の主導で周辺国債が上昇。入札実施と来週に予想外の新規発行を発表したスペインは両国債に後れを取った。ドイツ10年債は堅調だったが、ロンドン時間午後に先物でブロック取引が成立し、5年債と30年債の利回り格差は拡大した。

  リスク志向と年末まで供給が低水準にとどまることを背景に、イタリア10年債利回りは2016年11月以来、ポルトガル10年債利回りは15年4月以来の低水準にそれぞれ低下。

  イタリア10年債利回りは5bp低下の1.68%、ポルトガル10年債利回りは6bp低下の1.82%。スペイン政府は14日に2021年、27年、32年をそれぞれ償還期限とする国債の入札を実施。この日の5年債、10年債、24年債の入札では目標レンジ中央の発行額を達成。応札倍率は平均並み。

  英30年債入札は需要が低調で、応札倍率は前回の1.97倍から1.65に低下。
原題:Peripherals Rally Amid Risk-On: End of Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為第2段落「利回りが低下」を「相場が低下」に訂正します.)
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