グロース氏:FOMCは「慎重で緩和的な姿勢強める」見通し

著名債券運用者のビル・グロース氏は、米金融当局が利上げに対し慎重な姿勢を強める公算が大きいと予想、政策ミスが許されない現況を指摘した。同氏はかねて、低金利は貯蓄と銀行収益にマイナスだと主張してきた。

  同氏は7日発表した投資アウトルックで、「政策ミスや地政学的問題、あるいは現時点で予測できない他のリスクに起因して危機が発生した場合に、元本を保護する能力は過去に比べて低くなる」とし、「従って、このような環境ではない場合に想定されるよりも、連邦準備制度は慎重かつ緩和的になるだろう」と分析した。

  連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーの予測の中央値によれば、フェデラルファンド(FF)金利は2018年末までに現在の倍近い2.125%となると想定されている。先物市場では来年12月までに金利が1.8%となることを織り込んでいる。

  グロース氏は6日の電子メールで、FF金利が2%を超えれば経済に悪影響を及ぼすだろうと指摘していた。FF金利の誘導目標は現在、1-1.25%。

原題:Bill Gross Says to Expect a ‘More Cautious and Easier Fed’(抜粋)

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