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MiFID2で欧州の株取引からの銀行収入15%減少も-コーリション

  • 法人・投資銀行業務からの収入全体は2.6%減ると予想される
  • 債券トレーディングとバンキング業務からの収入は4.2%と1.7%減か

世界の主要銀行は、欧州連合(EU)の金融・資本市場の包括的な規制、第2次金融商品市場指令(MiFID2)の来年1月の導入に伴い、欧州における株取引からの収入が最大15%失われる可能性がある。調査会社コーリション・デベロップメントが指摘した。

  調査リポートによると、欧州・中東・アフリカの法人・投資銀行業務からの収入全体は2.6%減ると見込まれる。収入の大部分を占める債券トレーディングとバンキング業務からの収入は4.2%と1.7%それぞれ減少する見通し。

  コーリションの調査ディレクター、エリック・リ氏は「現物株の収入は全般に減り、リサーチが最も打撃を受けるだろう。バイサイドの運用会社が銀行業界に支払う額を減らすことが背景にある」と分析。同時に代替取引プラットフォームへのシフトで銀行・証券会社のコストが上昇し、「こうしたコストの一部をより高い手数料を顧客から得ることで取り戻そうとする金融機関との間で、大きな痛みを伴うやりとりが行われるだろう」との見方を示した。

  コーリションのリポートによると、収入の減少は2年間で起きると予想される。現物株は多くの金融機関にとって収入に占める割合が小さく、MiFID2の施行に伴う全体的な影響は限られるという。

  MiFID2の下では、バイサイド企業がリサーチ料金を取引手数料と切り離して別途支払うことが義務付けられるが、リサーチと取引サービスが債券に比べてより密接に結び付いている現物株業務への影響が最も大きくなる。  
  

原題:Banks Seen Losing Up to 15% of Europe Stock Trading Under MiFID(抜粋)

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