ニューヨーク生命の運用会社、日本の受託資産を1兆円に倍増目指す

The Manhattan skyline

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米ニューヨーク生命保険傘下の運用会社、ニューヨークライフ・インベストメント・マネジメント(NYLIM)は、日本の投資家から預かる資産について、早ければ今後3年で100億ドル(約1兆1200億円)への倍増を目指す。

  同社は2016年3月に日本拠点を開設、現在の運用資産残高は50億ドル(約5600億円)。今年10月に投資運用業の登録が完了した。銀行や生命保険会社など日本の大手機関投資家に対して、特徴のある運用会社を複数揃えたマルチブティック型の投資と長期投資のアプローチを提供している。

  NYLIMの世界全体での運用資産は7月末時点で約3110億ドル(約34兆8300億円)。

  来日したNYLIMインターナショナルのナイム・アブー・ジャウデ会長は、ブルームバーグとのインタビューで「日本の投資家は14年のスチュワードシップ・コード導入で、既に欧州でみられる傾向と同様に、ESG(環境・社会・ガバナンス)関連ファンドへの投資に関心を示している」と指摘。日本市場での運用受託拡大に期待を示した。

  ニューヨーク生命のアンソニー・マロイ最高運用責任者(CIO)も同じインタビューで、NYLIMについて「投資家に提供するものは既に当社が投資しており、当社と同じ投資機会を提供している」と話す。ニューヨーク生命自身も世界的な低金利環境に直面しており、私募市場や流動性の低い資産クラスへの投資に軸足を移しているという。

  また、マロイ氏は、日本経済や企業収益の改善を背景に、日本の株価収益率(PER)は米国や欧州に比べて依然魅力的と見て、日本株をオーバーウェイトしているという。

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