井上公明幹事長:AIIBへの参加、日本は「検討してもいい」

  • 日中で協力可能なプロジェクトある-AIIB融資
  • 日米は不参加も英仏独伊含む80カ国・地域が加盟-AIIB

公明党の井上義久幹事長は中国が主導しているアジアインフラ投資銀行(AIIB)への日本の参加について「検討してもいい」との考えを示した。融資を判断するルールが確立されることなどを条件として挙げた。6日、ブルームバーグのインタビューで語った。

  AIIBは6月現在、英仏独伊などを含む80カ国・地域の加盟を承認しているが、日本は融資や審査能力が立証できていないなどとして米国と共に参加を見送っている。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは6月、AIIBに世界銀行やアジア開発銀行(ADB)と並ぶ最上級の信用格付けを付与している。

  井上氏は今後の対応について政府の判断を「尊重したい」と述べたが、「AIIBの融資対象となるようなプロジェクトがあって、日中間の協力が可能なものというのはある」と指摘。日本の対応として「AIIBに参加する形か、アジア開発銀行を通じて協力を作っていくということもある」とし、今後、政府が積極的に検討していく必要性を示した。

  安倍晋三首相は4日、日中両国の企業幹部らが集まった会合で、11月に会談した習近平国家主席と中国が掲げる「一帯一路」構想も含め、第三国で日中共同のビジネスを展開することで一致していると強調。「アジアの旺盛なインフラ需要に日本と中国が協力して応えていく」と述べ、連携強化に意欲を見せた。

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