【NY外為】ドルと円が上昇、リスク回避広がり-加ドル安い

更新日時
  • 投資家は高リスク通貨を敬遠、アジア・欧州株の下落受け
  • カナダ・ドル下落、カナダ中銀が利上げに慎重な姿勢示し
Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

6日のニューヨーク外国為替市場ではドルが続伸。アジアと欧州で株安となったことで高リスク通貨を敬遠する動きが広がり、ドル指数は2週間ぶりの高水準近くで推移した。カナダ経済指標が改善しているにもかかわらずカナダ銀行(中央銀行)が利上げに慎重な姿勢をあらためて表明したことを受け、カナダ・ドルは大きく下落した。

  ドル指数は週初からの3日続伸で55日移動平均を試す展開となっており、日中は11月22日以来の水準に達した。ドルは主要10通貨のほぼ全てに対し上昇。ただ、この日やはり多くの通貨に対して上昇した円に対しては下げた。アジアおよび欧州での株式相場下落が、リスクに対する市場心理を圧迫した。

  ニューヨーク時間午後4時30分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.3%上昇。ドルは対円で0.3%下げて1ドル=112円27銭、対ユーロでは0.3%高の1ユーロ=1.1795ドル。

  主要通貨の中で米ドルに対する下落が目立ったのはカナダ・ドル(0.8%安)だった。カナダ中銀が政策金利を据え置き、「慎重な」政策スタンスをあらためて表明した後に、1米ドル=1.2807カナダ・ドルの日中安値をつけた。その際の下落率は0.9%と、ここ約1カ月で最大。

  円が全面的に買われる中、ドルは対円で下げた。株式相場の下落も背景にあるが、米国債利回りの低下もドルを圧迫した可能性がある。

  ポンドはドルに対し一段安。英国の欧州連合(EU)離脱を巡る交渉が膠着(こうちゃく)する中、一時は0.6%安となった。同協議で最も重要な期限は今週訪れると、EU関係者の1人が語った。

欧州時間の取引

  ユーロが前日終値を挟んでもみ合い、方向感の乏しいレンジ相場となった。高リスク資産が圧迫される中、主要通貨の中では円の上昇率がとりわけ高かったほか、ドルは新興市場国通貨の大半に対して大きく値上がりした。

原題:Dollar, Yen Gain as Traders Cut Risk Profiles; Loonie Sinks(抜粋)
Euro Trapped in a Range, Eyes Mean Reversion Ahead of ADP Data(抜粋)

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