米共和党保守派、支出増リスクを警告-税制法案での妥協措置脅かす

米共和党の保守派から、連邦政府支出の増加リスクに警告が発せられた。これらの議員らは2週間前には、向こう10年間で1兆ドル(約112兆円)の財政赤字増加につながる減税法案を支持していた。

  共和党保守派の主張によると、上院共和党の穏健派との妥協や歳出法案を巡る民主党のフィリバスター(議事妨害)回避に向けた協議には、政府支出を拡大させる措置が含まれる。下院指導部は政府閉鎖を回避するための暫定予算の期限を22日まで延長するのが最善策だとしているが、保守派は30日までの延長を強く求めている。現在の暫定予算は9日に失効する。

  共和党の下院保守派グループ「下院自由主義連盟」を率いるマーク・メドウズ議員(ノースカロライナ州)は、共和党指導部にどの程度強く働き掛けるかは明らかにせず、目標は「連邦政府支出を現状以上に膨らませないようにすることだ」と述べた。

マーク・メドウズ議員

Photographer: Pete Marovich/Bloomberg

  税制改革法案の可決へ数カ月を費やした議会は、焦点を政府予算に移している。減税が財政赤字を拡大させるとの議会分析をはねつけた議員の一部が、今では支出増大の可能性に警告を発し、メディケイド(低所得者向け医療保険制度)の縮小回避や医療保険制度改革法(オバマケア)の保険市場を安定化させる法案など、上院の共和党指導部が法案への支持取り込みで妥協した取り組みを脅かしている。

原題:GOP Conservatives Raising Spending Warning After Tax Bill Costs(抜粋)

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