世界ハイテク企業首脳、中国無視できず-フェイスブック使えなくても

  • 世界インターネット大会でフェイスブックは自己紹介余儀なくされる
  • アップルのクック、グーグルのピチャイ両CEOは初めて大会に出席

フェイスブックのボーガン・スミス経営企画担当バイスプレジデントが中国の浙江省烏鎮で今週開かれた世界インターネット大会で登壇した際、他の国ではまず聞くことができない紹介から始めた。

  スミス氏は「このイベントに参加している皆さんが全員フェイスブックになじみがあるわけではないので、簡単に説明させてください」と話した。

  中国の人口を上回るユーザー数を誇るソーシャルメディアの巨人、フェイスブックが「世界インターネット大会」と銘打たれたイベントで自社を紹介しなければならないのは不思議に思われるかもしれない。だが、この4年間、スミス氏はツイッターやインスタグラム、ユーチューブと共にフェイスブックが利用できない中国の聴衆に毎年ほぼ同じ説明を繰り返している。

  これが2014年から毎年大会が開かれている烏鎮の風景だ。表舞台に立つことが少ない中国の監督当局者がインターネット上の反対意見を阻止する最新技術を共有すべく姿を現す一方、中国企業は習近平国家主席のビジョンに対し忠誠を示す。

  今年は様相が異なる部分もある。米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)やグーグルのサンダー・ピチャイCEOが初めて大会に出席し、サービスの多くが遮断されたままとなっているにもかかわらず、中国の台頭ぶりを持ち上げた。

  eベイのR・J・ピットマン最高商品責任者(CPO)は取材に対し、「中国を無視するわけにはいかない」と語った。

原題:Where Facebook Has No Friends, Tech Bends to China’s Will(抜粋)

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